収益のためにも、スタジアムの雰囲気を高めるためにも、サッカークラブにとって、観客の存在は欠かせない要素である。多くの観客を呼び込むためには、スタジアムの立地も重要だが、理想的な場所に拠点を構えることができないクラブも多くある。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄り駅からスタジアムまでの距離を『Googleマップ』で調査。距離が遠い順にランキング化し、11〜15位を紹介する。[4/5ページ]
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12位:アルビレックス新潟
ホームスタジアム:デンカビッグスワンスタジアム
最寄り駅:新潟駅
徒歩:59分
距離:4.3km
アルビレックス新潟の本拠地「デンカビッグスワンスタジアム」は、新潟駅から4.3kmの道のりだ。
クラブ公式サイトでは「徒歩約50分」と案内されており、体力に自信のある人なら歩くことも選択肢となるだろう。
とはいえ、通常は新潟駅からのシャトルバス利用が一般的だ。所要時間は約20分。新潟空港からリムジンバスで新潟駅へ移動し、そのままシャトルバスに乗り継げば、空港からスタジアムまでは約1時間で到着できる。
一方で、J1の中でも観客動員が多いクラブだけあり、試合日には混雑が避けられない。
2025シーズンは、成績が振るわなかったにもかかわらず、1試合平均で2万人以上の観客を集めており、人気の高さがうかがえる。
多くの観客が自家用車で来場するため、ビッグスワン前バス停がある鳥屋野潟公園線は混雑が避けられない。事前に駐車券を購入する必要がある点にも注意が必要だ。
J1なら1試合平均2万人超えが当たり前で、J2でも1万5000人近くの観客を集めるアルビレックス新潟。混雑はファンにとっても地域住民にとっても「いつものこと」として受け止められている様子もある。
人気と熱気を維持しながら、今後はよりスムーズなアクセス環境の整備が期待されるところだ。
