清水エスパルスは2日、乾貴士と来シーズンの契約を結ばず、今シーズン限りで契約満了とすることを発表した。今季は、ここまで明治安田J1リーグの全37試合に出場し3ゴール2アシストを記録し、チームの攻撃を牽引していた乾。そんなテクニシャンの今季のスーパープレーをここで振り返りたい。
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乾貴士のスーパーアシストをプレイバック
5月25日に行われた明治安田J1リーグ第18節、清水がヴィッセル神戸をホームに迎えた一戦。
乾の個人技からホームチームが先手を奪う。
15分、マテウス・ブエノの柔らかいパスから左サイドを抜け出した乾は、右足アウトサイドでのファーストタッチから酒井高徳の股を抜くと、右足で鋭いクロスを供給。
山川哲史の股を通過した低くて速い、正確なボールにニアへ走り込んだ北川航也が合わせて、ゴールネットを揺らした。
乾らしいアイディアと柔らかいボールタッチから生まれた、ビューティフルゴールだった。
2022年夏に加入した清水で、ここまで公式戦通算118試合出場19ゴール21アシストをマークした乾。
37歳という年齢を感じさせないプレーを今季も披露していたアタッカーの新天地に注目が集まる。
なお、最終節のファジアーノ岡山戦後のセレモニーで、乾からファン・サポーターへの挨拶が予定されている。
