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なぜこうなった…。J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選。残念…サポーターの期待を裏切ってしまったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選【写真:Getty Images】



 2025年のJ2リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した。最後まで大混戦となったシーズンで、開幕前に掲げた目標をしっかり達成したクラブがあった一方、期待とは程遠い結果に終わったクラブも少なくなかった。今回は、その中でも今季のJ2で期待外れと言わざるを得ない成績となってしまったチームを取り上げて紹介していく。[1/5ページ]
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北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌
2025シーズンの北海道コンサドーレ札幌【写真:Getty Images】

2025リーグ戦順位:12位
監督:岩政大樹→柴田慎吾



 昨季J1で19位に沈み、2016シーズン以来9年ぶりのJ2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌。

 7シーズン続いたミハイロ・ペトロヴィッチ体制に終止符を打ち、岩政大樹監督のもとで「1年でのJ1復帰」を明確な目標として再出発を図った。

 オフには岡村大八、駒井善成ら主力の流出は免れなかったものの、アカデミー出身で中盤の核となれる高嶺朋樹が3シーズンぶりに復帰。一定の戦力維持には成功し、クラブとしても新体制での浮上に期待を寄せていた。

 しかし、開幕からチームは大きくつまずく。

 開幕節で大分トリニータに0-2で敗れると、そのまま悪い流れを断ち切れず3連敗。第4節終了時点で得点わずか1、失点は10と崩壊状態に陥り、早々に最下位へ転落した。

 その後、第5節・ブラウブリッツ秋田戦、第6節・愛媛FC戦の連勝で一時は持ち直したものの、戦いぶりは依然として波が大きく、順位も上向く気配はなかった。

 クラブが掲げる「1年でのJ1復帰」という目標を考えれば、昇格争いに絡めない状況は大きな誤算だったと言える。

 そして、第25節のV・ファーレン長崎戦を1-2で落とした2日後、クラブは岩政監督との契約を解除した。

 開幕直後の絶不調期からは脱していたこともあり、「なぜこのタイミングでの決断なのか」という疑問の声も少なくなかった。

 後任にはU-18監督の柴田慎吾が昇格し、立て直しを託されたものの、最終的に16勝5分17敗の12位と結果には結び付かなかった。



 1年でのJ1復帰の目標が潰え、クラブは早急に次なる指針を示し、来季へ向けた抜本的なチーム再建に取り組まなければならない。

 土台の立て直しと明確な強化方針が求められる、まさに正念場のオフとなるだろう。

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