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J2 2日前

なぜこうなった…。J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選。残念…サポーターの期待を裏切ってしまったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選【写真:Getty Images】



 2025年のJ2リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した。最後まで大混戦となったシーズンで、開幕前に掲げた目標をしっかり達成したクラブがあった一方、期待とは程遠い結果に終わったクラブも少なくなかった。今回は、その中でも今季のJ2で期待外れと言わざるを得ない成績となってしまったチームを取り上げて紹介していく。[2/5ページ]
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モンテディオ山形

モンテディオ山形
2025シーズンのモンテディオ山形【写真:Getty Images】

2025リーグ戦順位:10位
監督:渡邉晋→横内昭展



 昨季終盤に怒涛の9連勝を成し遂げ、一気に昇格プレーオフ圏内へ駆け上がったモンテディオ山形。勢いそのままに、今季は昇格候補の一角として期待を集めていた。

 しかし、蓋を開けてみれば、シーズン序盤からつまずき、思うような結果を残すことができなかったのが現実だ。

 渡邉晋監督体制3年目で、クラブ全体に勝負の年という空気が漂う中で迎えたシーズンだったが、チームはまさかの3連敗スタート。昨季終盤のチームとは別物のように噛み合わず、予想外の苦しい船出となった。

 それでも、第4節・ブラウブリッツ秋田戦、第5節・ロアッソ熊本戦で連勝し、そこから引き分けを挟んで6戦無敗と持ち直すあたりに、ポテンシャルの高さは感じられた。

 流れを完全につかめるかと思われた矢先、第16節のレノファ山口FC戦から再び歯車が狂い、4連敗を喫する。

 この失速が決定打となり、クラブは渡邉監督との契約解除に踏み切った。

 後任としてチームの立て直しを託されたのが、サッカー日本代表コーチとしての実績に加え、ジュビロ磐田をJ1へ導いた経験を持つ横内昭展である。

 横内監督はチームに安定感をもたらし、就任後は10勝3分け5敗と戦績を改善。自信と規律を取り戻したチームは、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。

 先月27日には、横内監督の来季続投が正式に発表され、クラブの方向性は明確になった。



 選手層の薄さに苦しみ、波の激しいシーズンを過ごしただけに、来季に向けては継続性と補強の精度がカギを握るだろう。

 2015シーズン以来となるJ1復帰を目指すモンテディオ山形。今季の経験は、来季に向けた確かな土台となるはずだ。

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