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J2 2日前

なぜこうなった…。J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選。残念…サポーターの期待を裏切ってしまったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


J2リーグ、今季のがっかりクラブ5選【写真:Getty Images】



 2025年のJ2リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した。最後まで大混戦となったシーズンで、開幕前に掲げた目標をしっかり達成したクラブがあった一方、期待とは程遠い結果に終わったクラブも少なくなかった。今回は、その中でも今季のJ2で期待外れと言わざるを得ない成績となってしまったチームを取り上げて紹介していく。[3/5ページ]
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大分トリニータ

ゴール期待値 ワーストランキング 大分トリニータ
2025シーズンの大分トリニータ【写真:Getty Images】

2025リーグ戦順位:16位
監督:片野坂知宏→竹中穣



 大分トリニータは今季、極度の不振に陥っている。

 2016シーズンから2021シーズンまでチームを率い、J3に低迷していたクラブをJ1の舞台へ押し上げた片野坂知宏監督だが、その手腕をもってしても今季の流れを変えることはできず、シーズン途中での解任に至った。

 片野坂監督は、昨季就任しながらも16位と振るわず。勝負の年として臨んだ今季だったが、チームは深刻な決定力不足に苦しんだ。

 守備の粘りで試合を支える展開は多かったものの、肝心の勝負どころでゴールを奪えず、勝ち点を落とす試合が目立った。

 片野坂体制最後の試合となった、第26節ヴァンフォーレ甲府戦での0-2敗戦は、まさにその象徴と言えるだろう。

 試合内容も改善の兆しを示せず、クラブは翌日に片野坂監督の契約解除を決断した。

 後任にはヘッドコーチを務めていた竹中穣が昇格。指揮を託された新体制のもとで巻き返しを図ったが、8勝14分16敗の16位と、依然として厳しい状況が続いた。



 今季の課題は明確だ。リーグワーストとなる27得点という数字が示す通り、決定力不足は深刻で、攻撃面の構築は急務となる。

 J1での実績も豊富なクラブだけに、この停滞を抜け出すためには、来季に向けた補強とチームづくりにおけるフロントの手腕が大きく問われるだろう。

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