2025シーズンの明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J2の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。［1/5ページ］

——————————

5位：ジュビロ磐田

本拠地：ヤマハスタジアム
収容可能人数：1万5,165人
平均入場者数：1万2,326人

　ジュビロ磐田は、2025シーズンのJ2で1試合平均1万2,326人の観客を動員した。

　かつてJ1の強豪だった磐田は、2024シーズンには1万3,817人の平均観客数を記録していた。

　J1からJ2に舞台を移したことで観客減は避けられなかったが、その減少幅は小さく、J2では過去最多の観客動員となった。

　2025シーズンは第5節・ヴァンフォーレ甲府戦と、第19節・愛媛FC戦を「エコパスタジアム（収容5万1,697人）」で開催した。

　甲府戦では、小中学生や教職員を対象とした無料招待企画が実施され、1万5,447人を動員している。

　愛媛FC戦では、恒例となっている「遠州三光祭」を開催し、先着3万人にハレ着を配布する大型企画も功を奏し、2万7,377人を記録した。

　エコパ開催のビッグゲーム以外でもコンスタントに観客が集まり、1万人を下回ったのはサガン鳥栖戦、ロアッソ熊本戦、大分トリニータ戦、いわきFC戦、FC今治戦の5試合のみ。

　いずれも平日開催または雨天で、屋根の少ないヤマハスタジアムでは天候の影響を受けやすい傾向が見られた。

　ホーム最終節のモンテディオ山形戦では、ヤマハスタジアムで今シーズン最多の1万4,071人を動員し、J1復帰を狙うチームに大きな声援が送られた。

　近年はJ1とJ2を行き来するシーズンが続いている磐田。昇格プレーオフを勝ち抜き、J1定着へつなげていきたい。