2025シーズンの明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J2の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。［4/5ページ］
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7位：モンテディオ山形

本拠地：NDソフトスタジアム山形
収容可能人数：2万638人
平均入場者数：1万1,068人

　モンテディオ山形は、2025シーズンのJ2で1試合平均1万1,068人の観客を動員した。

　山形は2024シーズンの平均が1万265人で、約800人の増加だ。

　2019シーズンから6年連続でJ2で1桁順位をキープしてきた中、今シーズンの10位というやや不本意な成績となったが、観客数を伸ばした点はポジティブだ。

　2025シーズンに1万人を超えたゲームは、ブラウブリッツ秋田戦、北海道コンサドーレ札幌戦、ベガルタ仙台戦、V・ファーレン長崎戦、ジェフユナイテッド千葉戦、水戸ホーリーホック戦、カターレ富山戦、藤枝MYFC戦の8試合。地理的に近いクラブや北日本のクラブとの対戦では、動員が明確に増加する傾向が見られた。

　シーズン最多の観客数を記録したのは、ホーム最終節の藤枝MYFC戦だった。

　収容2万638人の「NDソフトスタジアム山形」に、1万7,261人が詰めかけた。

　この試合は、9年間クラブに在籍した南秀仁の引退試合でもあり、試合後にはセレモニーが行われ、多くのファンが別れを惜しんだ。

　この結果、年間入場者数は21万289人となり、J1で戦った2009シーズンのクラブ記録（17試合で20万4,953人）を上回り、新記録を樹立した。

　山形は2028年の開場を目指して新スタジアム建設プロジェクトが進行中だ。

　観客数が順調に増えており、ピッチで声援に応える結果を残したい。