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クビ目前!? 欧州、解任ギリギリの監督5人。年越しまで持つ? ピンチに陥っているのは?

シリーズ:解任ギリギリの監督 text by 編集部 photo by Getty Images


OGCニースを率いるフランク・エズ監督【写真:Getty Images】



 欧州各国リーグで2025/26シーズンが開幕してからおよそ4ヶ月あまりが経過した。チームを立て直すキッカケとなる冬の移籍市場の開幕が迫る中で、成績が伴っていないクラブでは監督の解任が続々と進んでいる。今回は、思うような結果が出ず苦しみ、解任の噂が出ている監督を紹介する。(成績は12月4日現在)[5/5ページ]
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フランク・エズ(OGCニース)

フランク・エズ
【写真:Getty Images】

生年月日:1971年4月15日
今季リーグ戦成績:14試合5勝2分7敗(10位)



 昨シーズン、OGCニースは素晴らしい1年間を過ごした。

 資金力の限られるRCランスをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いたフランク・エズを新監督に招聘すると、リーグ・アンを4位でフィニッシュし、躍進した。

 今季の開幕直後に行われたCL出場をかけたプレーオフで敗れてしまったが、最終的にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得して、欧州大会と並行したシーズンを戦っている。

 しかし、正GKのマルシン・ブルカがサウジアラビアのNEOM SC、チーム得点王のエヴァン・ゲサンがアストン・ヴィラに引き抜かれるなど主力の流出が相次いだ。

 現場を難しくさせたのは、彼らが移籍を強く希望した上での退団であり、現場サイドからすると慰留することが難しい状況にあったということ。

 彼らの穴を埋めるような補強を行ったが、昨季との比較では戦力ダウンが否めず、リーグ戦とELを並行して戦うことに大苦戦。

 ELでは開幕から唯一の5連敗を喫しており、直近は公式戦6連敗中と完全に崩壊している。



 この状況に怒ったサポーターの一部が暴徒と化して、テレム・モフィとジェレミー・ボガの2選手に暴行を加える事件を起こした。

 すでに収拾がつかない事態まで悪化しており、地元紙『 Nice-Matin』によると、エズ監督は一連の問題の責任を負う形で退任すると見られている。

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【了】
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