FIFA
【写真:Getty Images】
国際Aマッチが行われた後に更新されるFIFAランキング。直近では11月20日に更新され、いくつかの国々が順位を入れ替えている。過去これまでの更新で順位を徐々に上げてきた国がある一方で、徐々に順位が落ちている国も存在する。そこで今回は、10年前から現在までFIFAランキングの順位を下げた国をランキング形式で紹介する。※成績やスタッツは4日時点の『transfermarkt』を参照。FIFAランキングは4日時点の『FIFA』を参照。下がった順位が並んだ場合は、現在の順位が低い順にランキング。[2/5ページ]
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4位:キューバ代表
キューバの国旗
【写真:Getty Images】
10年前のFIFAランキング:91位
現在のFIFAランキング:166位
下げた順位:75位
4位にランクインしたのは、キューバ代表だ。
2013年にFIFAランキング47位にランクインしていたキューバだったが、順位が安定せず、大幅な上下の変動を繰り返していた。
そんな中、2015年12月3日時点で91位についたキューバは、同月の9日、11日、17日の国際親善試合で3連敗。同国の順位は、翌月の2016年1月時点で136位まで落ちていた。
それ以降、わずかな上昇は見せるものの、2017年に公式戦を1試合も行わなかったのが影響してか、182位まで下落。歴代ワースト順位を記録してしまう。
苦しい状況が続いたキューバだったが、2018年に行われたCONCACAFネーションズリーグの予選で3勝1敗の好成績を収める。
FIFAランキングに大きな影響はなかったものの、翌年の本大会ではトップリーグのリーグAに所属することとなった。
予選で自信を身に付けたキューバ代表は、アメリカ代表とカナダ代表と同グループに。
しかし、蓋を開けてみると、4戦4敗18失点と大敗。リーグBへの降格が決定してしまった。
その後も、170位後半から180位台を抜け出せずにいたキューバは、2022年に開催したネーションズリーグリーグBの第2戦〜第4戦で勝利を飾り、順位を160位台に乗せることに成功した。
過去のFIFAランキングの変動から、キューバは常に右肩上がりな状況が非常に少ない傾向にある。
その問題を改善するためには、常に試合で勝ち続けなければならないだろう。