FIFA
【写真:Getty Images】
国際Aマッチが行われた後に更新されるFIFAランキング。直近では11月20日に更新され、いくつかの国々が順位を入れ替えている。過去これまでの更新で順位を徐々に上げてきた国がある一方で、徐々に順位が落ちている国も存在する。そこで今回は、10年前から現在までFIFAランキングの順位を下げた国をランキング形式で紹介する。※成績やスタッツは4日時点の『transfermarkt』を参照。FIFAランキングは4日時点の『FIFA』を参照。下がった順位が並んだ場合は、現在の順位が低い順にランキング。[3/5ページ]
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3位:アルバ代表
アルバの国旗【写真:Getty Images】
10年前のFIFAランキング:115位
現在のFIFAランキング:191位
下げた順位:76位
3位にランクインしたのは、アルバ代表だ。
2023年に行われたCONCACAFネーションズリーグのリーグCで4連勝を飾ったことで、なんとか200位を脱出したアルバ。2024年は1勝もできなかったものの、現在も190位台をキープしている。
そんなアルバのFIFAランキングは、2015年10月から2016年3月にかけて、110位台を記録していた。
ただ、それ以降の戦績と他国の成長が、アルバの衰退を促進させた。
115位を記録した2015年12月3日から現在までの国際Aマッチの成績を振り返ってみると、39試合で9勝4分26敗と約6割が敗戦となっている。
特に、1勝もできなかった2016年と試合が一切なかった2017年で急激に順位を落としており、2017年12月時点では179位と、2年間で「64」も下がってしまった。
また、26敗の大半を占めたのが2019年と2024年に行われたCONCACAFネーションズリーグだった。
その当時、アルバはリーグBに所属しており、2019年大会では圧倒的格上のジャマイカ代表らと同グループに。2024年大会では、ハイチ代表らと同グループになり、2大会とも全敗で終えた。
それらの結果に比例して、FIFAランキングも急降下。2019年11月には歴代2度目の200位台に足を踏み込んだ。
そして、その約1年半後の2021年5月には歴代ワーストの205位を記録。チームは、あっという間にどん底へと落ちてしまった。
結果的に、現在は191位という順位についているが、試合結果や他国の順位変動によっては、再び200位以下に陥ってしまう可能性は、十分に考えられる。
1試合でも多く勝利を重ねて、チームを上昇気流に乗せたいところだ。