FIFA
【写真:Getty Images】
国際Aマッチが行われた後に更新されるFIFAランキング。直近では11月20日に更新され、いくつかの国々が順位を入れ替えている。過去これまでの更新で順位を徐々に上げてきた国がある一方で、徐々に順位が落ちている国も存在する。そこで今回は、10年前から現在までFIFAランキングの順位を下げた国をランキング形式で紹介する。※成績やスタッツは4日時点の『transfermarkt』を参照。FIFAランキングは4日時点の『FIFA』を参照。下がった順位が並んだ場合は、現在の順位が低い順にランキング。[4/5ページ]
——————————
2位:アンティグア・バーブーダ代表
アンティグア・バーブーダの国旗【写真:Getty Images】
10年前のFIFAランキング:82位
現在のFIFAランキング:165位
下げた順位:83位
2位にランクインしたのは、カリブ海に属するアンティグア・バーブーダ代表だ。
アンティグア・バーブーダは、来年行われるFIFAワールドカップ(W杯)の出場をかけた北中米カリブ海1次予選にて0勝1分3敗の最下位で早くも敗退している。
そんなアンティグア・バーブーダの現在のFIFAランキングは、165位と歴代ワーストの170位に近づいている。
10年前(12月3日時点)までは82位と、当時のベネズエラ代表や中国代表らと肩を並べていたが、その間に83位も順位を落としてしまった。
そのターニングポイントとなったのは、2017年と2023年に行われたCONCACAFネーションズリーグだろう。
2014年の10月に70位まで順位を上げていたアンティグア・バーブーダは、一度107位まで落としてしまうも、すぐに80〜90位台に安定させる。
しかし、2017年に、1試合も国際Aマッチを行わなかった。
その影響もあってか、一気に順位は下落。同年12月には139位まで落としている。
その後、120位台まで戻したアンティグア・バーブーダだったが、上記した2023年のネーションズリーグの結果とゴールドカップ予選の結果が大きく反映し、またしてもランキングを大きく落とした。
ゴールドカップの予選では、1回戦敗退。リーグBに所属したネーションズリーグでは、1勝1分4敗の3位で大会を終えた。
チームは、その結果を機に安定していた順位を落とすこととなった。
最終的に、大幅な上昇を見せることなく今に至っている。
現在、2023年10月のバハマ戦以来、白星をあげていないアンティグア・バーブーダ。過去最低順位を更新しないためにも、次の国際Aマッチは絶対勝が求められる。