FIFA
【写真:Getty Images】
国際Aマッチが行われた後に更新されるFIFAランキング。直近では11月20日に更新され、いくつかの国々が順位を入れ替えている。過去これまでの更新で順位を徐々に上げてきた国がある一方で、徐々に順位が落ちている国も存在する。そこで今回は、10年前から現在までFIFAランキングの順位を下げた国をランキング形式で紹介する。※成績やスタッツは4日時点の『transfermarkt』を参照。FIFAランキングは4日時点の『FIFA』を参照。下がった順位が並んだ場合は、現在の順位が低い順にランキング。[3/5ページ]
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8位:トリニダード・トバゴ代表
トリニダード・トバゴの国旗【写真:Getty Images】
10年前のFIFAランキング:49位
現在のFIFAランキング:98位
下げた順位:49位
8位にランクインしたのは、トリニダード・トバゴ代表だ。
10年間で「49」も順位を下げたトリニダード・トバゴは、特に2016年、2017年、2019年で大幅に順位を落としている。
2016年から2019年の全試合を振り返ると、47試合で9勝8分30敗と大きく負け越していることがわかる。
そのうち、敵地での国際親善試合では16試合中11敗と、アウェイでの勝率が顕著に低い。
また、2017年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会の北中米カリブ海予選でも10試合で2勝しか挙げられず、グループリーグ最下位でW杯出場を逃している。
そんなトリニダード・トバゴは、2019年6月に当時FIFAランキング26位のサッカー日本代表と豊田スタジアムで対戦している。
圧倒的に順位が上の日本代表相手に、当時93位のトリニダード・トバゴは、終始主導権を握られシュート25本も打たれるも、GKのスーパーセーブや体を張ったDFの活躍によって0-0で試合を終えた。
鬼門であるアウェイかつ格上相手に無失点で抑えたトリニダード・トバゴだったが、その後も順位を徐々に落としていき、2020年には一時105位まで下げた。
それでも、順位が安定しないまま、迎えた2023年には、15試合中9勝と驚異の勝率を誇り、ランキングを96位まで上昇させた。
しかし、その後大幅に伸びることはなく、現在は98位につける。メキシコ、アメリカ、カナダが開催国で予選にいないため、来年のW杯出場は大きなチャンスだったが、それでも出場を逃しており、希望は見えていない。