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J2 7時間前

初昇格までの歴史に偉人あり。実は水戸ホーリーホックでプレーした意外な選手5人。過去に在籍した豪華プレーヤーは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


実は水戸ホーリーホックでプレーした意外なプレーヤーたち【写真:Getty Images】



 2025年の明治安田J2リーグの全日程が終了し、水戸ホーリーホックはクラブ史上初となるJ2優勝&J1昇格を果たした。創設から31年の歴史の中で、多くの名プレーヤーが育ち、国内外で活躍を見せてきた。今回は、かつて水戸でプレーした輝かしい実績を持つ選手たちを紹介する。[3/5ページ]
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MF:伊藤涼太郎(いとう・りょうたろう)

水戸ホーリーホック、伊藤涼太郎
2017年9月〜2018年、2021年7月〜12月に水戸ホーリーホックでプレーしていた伊藤涼太郎【写真:Getty Images】

生年月日:1998年2月6日
在籍時期:2017年9月〜2018年、2021年7月〜12月
公式戦通算成績:61試合13得点6アシスト



 現在ベルギー1部・シント=トロイデンVVでプレーする伊藤涼太郎には、キャリアの土台を築いた2度の水戸ホーリーホック在籍経験がある。

 2016シーズンに作陽高校から浦和レッズへ加入したものの、選手層の厚さに阻まれ、出場機会はほとんど得られなかった。

 そこで2017年9月、伊藤は自身を鍛え直すため水戸への武者修行を決断する。

 水戸では約1年半プレーし、2018シーズンには主力に定着。J2の34試合で9ゴール4アシストと結果を残し、攻撃的MFとしての才能を一気に開花させた。

 その活躍が評価され、翌年にはJ1昇格を果たした大分トリニータへ移籍。さらに翌年には浦和へと復帰した。

 しかし、浦和では再び出場機会に恵まれず、2021年7月に育成型期限付き移籍で2度目の水戸加入を選択した。

 水戸に戻ってきた伊藤は、わずかな期間で再びチームにフィットし、20試合で4ゴール2アシストを記録。限られた局面で違いを生むプレーで存在感を示し、実力は本物であることを改めて証明した。



 その後、アルビレックス新潟への完全移籍を機にプレーの幅を大きく広げ、2022シーズンのJ2優勝に貢献。さらには海外移籍、そして日本代表招集と、キャリアを大きく羽ばたかせた。

 その成長の軌跡を振り返れば、伊藤にとって水戸での2度の挑戦こそが、プロとしての礎を築いた原点だったと言えるだろう。

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