2025シーズンの明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J2の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
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16位:藤枝MYFC
本拠地:藤枝総合運動公園サッカー場
収容可能人数:1万57人
平均入場者数:5,029人
藤枝MYFCは、2025シーズンのJ2で1試合平均5,029人の動員を記録した。
J2参入3年目で、2023年は3,145人、2024年は4,274人と順調に増加しており、継続的な成長を示した形だ。
今シーズンの最多動員は第23節のベガルタ仙台戦で、9,470人を記録。1万57人を収容する「藤枝総合運動公園サッカー場」がほぼ満員になった。
スポンサー協賛の「シンクススペシャルマッチ」でさまざまなイベントを実施したことが奏功した形だ。
第30節ジュビロ磐田との静岡ダービーでは8,507人が来場。クラブ史上初となる磐田戦勝利もあり、大きな盛り上がりを見せた。
藤枝では昨シーズン後半戦、1試合平均5,000人の観客動員を目指すことを宣言し、見事達成した。
2025シーズンもこれを続け、クラブは各試合の目標観客数を設定。すべての試合で達成とはいかなかったものの、シーズン合計9万5,000人という目標を上回る9万5,560人を動員した。
ただし、ピッチ上では15位に終わり、2024シーズンの12位という結果を下回った。
特にシーズン終盤は8試合勝利なしで日程を終えた。昨シーズンも終盤7試合勝ちなしで、残留という目標を達成したあとにペースが落ちる傾向が続いている。
観客数は確実に伸びており、クラブとしての土台は固まりつつある。
次はピッチ上での明確な目標設定と結果が求められる段階だ。サポーターとともに、さらなる高みを目指したい。
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