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J1 2日前

なぜこうなった…。J1リーグ、今季のがっかりクラブ5選。サポーターの期待を裏切ったのは?


なぜこうなった…。J1リーグ、今季のがっかりクラブ5選【写真:Getty Images】



 明治安田J1リーグは6日、2025シーズンの全日程が終了した。これにより最終順位が確定したが、前評判を覆して上位躍進を果たしたクラブが存在する一方で、開幕当初の期待に比べて大きく裏切る結果で幕を閉じたクラブも存在する。今回は、今季のJ1リーグにおいてサポーターを失望させてしまったクラブを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月9日時点[1/5ページ]
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横浜F・マリノス

横浜F・マリノスの監督に就任した大島秀夫ヘッドコーチ
横浜F・マリノスの大島秀夫監督【写真:Getty Images】

2025リーグ戦順位:15位(12勝7分19敗)
監督:スティーブ・ホーランド→パトリック・キスノーボ→大島秀夫



 2025シーズンを語る上で、横浜F・マリノスの低迷は避けては通れないトピックだ。

 オリジナル10に名を連ねる強豪は、シーズン終盤まで熾烈な残留争いに巻き込まれた。

 マリノスは今季、2度の監督交代を敢行している。

 スティーブ・ホーランド監督の下で開幕を迎えたが、リーグ開幕5試合は4分1敗と低調な船出となった。監督経験の乏しいホーランド氏に対しては当初から不安の声があり、その予感が的中した格好だ。

 第6節のガンバ大阪戦でようやく今季初白星を手に入れるも、翌節から再び勝利から遠ざかった。

 その後、守備の改善を重視していたが、なかなか勝ち点には結びつかず。選手起用の固定化などの批判も受けた。

 最終的に第10節のアビスパ福岡戦、第12節の清水エスパルス戦で2試合連続の逆転負けを喫したことが決定打となり、ホーランド監督は成績不振のため、4月18日付で解任となっている。

 クラブが後任に選んだのはパトリック・キスノーボ監督。これが最初の監督交代だ。

 ヘッドコーチから暫定監督、そして5月に正式に監督に就任した同氏であったが、指揮した公式戦の成績は2勝8敗。

 ロングボール主体のサッカーに切り替え、リーグ戦では鹿島アントラーズに勝利するなど変化の兆しは見せたが、完全に立て直すことはできなかった。

 2度目の監督交代は、6月に起こった。

 6月19日付でキスノーボ監督が退任となり、大島秀夫ヘッドコーチが後任監督に。新監督はチームを徐々に立て直していくと、8月末にようやく降格圏を脱し、結果的には2試合を残してJ1残留に導いた。

 シーズンの殆どを降格圏で過ごしたチームが、窮地に一生を得たのは、大島監督の見事な手腕と同時に、夏の戦力補強が外れなかった(それどころか大当たりだった)ことが大きい。

 新たに加入した谷村海那やジョルディ・クルークス、ディーン・デイヴィットらが課題だった攻撃を飛躍的に改善。また、角田涼太朗が復帰し、守備の安定感も増した。



 ただ、低迷からの残留を美談にすることはできない。

 昨季、今季と立て続けに起こったシーズン途中での監督交代劇には、多くの反省点があるはずだ。

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