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凄まじい成長! 過去10年で最もFIFAランキングを上げた国ランキング6~10位。パワーアップに成功したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FIFAFIFA
過去10年間で最もFIFAランキングを上げたのは?【写真:Getty Images】



 FIFAランキングは、その国の実力を評価する一つの基準となっている。FIFAワールドカップ(W杯)のポット分けなどにも影響してくるだけに、順位の入れ替わりは気になるところだ。そこで今回は、過去10年間のFIFAランキングに着目。その期間に最も順位を高めた国をランキング形式で紹介する。※2015年12月時点と2025年12月時点のFIFAランキングを比較[2/5ページ]
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9位:マレーシア代表

マレーシア
マレーシアの国旗【写真:Getty Images】

10年前のFIFAランキング:170位
現在のFIFAランキング:116位
上げた順位:54位



 9位にランクインしたのは、マレーシア代表だ。

 10年前(2025年12月3日時点)のFIFAランキングは170位だったマレーシアだが、2017年に行われたAFCアジアカップ予選で1分4敗と惨敗し、2018年には歴代ワーストの178位を記録してしまった。

 そんなマレーシアだったが、そこから見事な急上昇ぶりをみせる。

 その要因として、1つは2019年のFIFAワールドカップ(W杯)22・アジア2次予選の結果が挙げられる。

 最終予選進出は叶わなかったものの、4勝4敗とグループリーグ3位に。あと一歩のところで、敗退している。

 ただ、その結果が反映され、一時154位まで順位を回復している。

 もう1つの要因は、2022年から2023年の間の成績であろう。

 2023年のアジアカップに向けた予選や2026年のW杯アジア2次予選、国際親善試合などの全27試合を行って、19勝2分6敗と大きく勝ち越していることがわかる。

 その結果に比例して、FIFAランキングも上昇。2023年12月には130位に達している。

 また、2024年に開催されたアジアカップカタール大会では、グループリーグで格上の韓国代表に3-3の打ち合いを演じるなど、確実にアジアの強豪と戦えるほどの力を身に付け始めている。

 そんな成長著しいマレーシアは、今年行った8試合を負けなしで終えている。

 5月に行われた国際親善試合では、2026年W杯北中米大会に出場するカーボベルデと1-1のドロー決着。それ以外のアジアカップ予選を含む7戦は全て勝利を飾っている。



 いまや、W杯出場国とも互角に争えるまでレベルを上げているマレーシア。現在は、116位まで順位を伸ばしている。

 マレーシアが、今後W杯予選やアジアカップで日本の驚異になる日はそう遠くないのかもしれない。

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