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水戸はどうなる? J1初昇格クラブ、ワースト勝ち点ランキング5位。目標はトップ15。現実は降格…定着できず今やJ3

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

初J1昇格ワースト勝ち点クラブ
J1初昇格クラブ、ワースト勝ち点ランキング1~5位【写真:Getty Images】



 2025シーズンの明治安田J2リーグにおいて、水戸ホーリーホックが優勝を飾り、来季のJ1初昇格を決めた。当然ながらクラブ、そしてサポーターは未知なる挑戦を楽しみにしているはずだが、現実は厳しいものになる可能性も。これまで、J1で屈辱を味わってきた初昇格クラブは数々ある。そこで今回は、J1初昇格クラブ限定の勝ち点ワーストランキングを紹介する。
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5位:松本山雅FC

2015シーズンの松本山雅FC
2015シーズンの松本山雅FC【写真:Getty Images】

昇格したシーズン:2015シーズン
年間成績:7勝7分20敗
年間勝ち点:28
最終順位:16位



 2015年、松本山雅FCは歴史的なシーズンを送っていた。

 かつて選手の憩いの場だった喫茶店『山雅』がクラブ名の由来となっているチームは、史上初めてJ1リーグに参戦したのだ。

 しかし現実は厳しく、山雅は年間順位16位に沈んで、昇格から1年でJ2リーグに降格してしまった。

 2015シーズンの新体制発表会で、当時の反町康治監督は“日本のトップ15”に入るという野望を口にした(松本山雅FC公式サイトより)。

「J1残留ラインの15位までに踏みとどまる=J1残留が最優先」とも、「15位は最低ラインで、行けるところまで順位を上げていく」とも取れるこの言葉は、限界を決めない挑戦に打って出るクラブの強い意思を示していた。

 前田直輝や後藤圭太、キム・ボギョンといった実力者たちを補強して刺激的な航海に乗り出した山雅だったが、シーズンが始まると厳しい戦いを強いられる。

 終盤に喫した5連敗が痛手となり、1stステージは15位で終了。2ndステージも勝ち点を落とし続け、年間順位16位で無念のJ2降格となった。

 年間で勝ち点「28」しか積み上げられなかった山雅は、2019シーズンにもJ1リーグに挑戦したものの、トップカテゴリーに定着できなかった。



 日本最高峰のリーグにとどまるのがいかに難しいことかを示す証左と言えるだろう。

 2022シーズンからはJ3リーグでの戦いが続いており、サポーターがJ1挑戦に沸いていた時代の記憶は次第に過去へと押し流されつつある。

【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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【了】

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