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次はどこへ!? 現在フリーの元Jリーグ外国人監督5人。J1制覇を経験した名将も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

現在フリーの元外国人Jリーグ監督現在フリーの元Jリーグ外国人監督5人【写真:Getty Images】



 明治安田Jリーグの全日程が終了した今、すでに移籍市場の動きが来季の戦いに向けて活発だ。指揮官交代も珍しくない。なかでも、日本の環境を理解し、結果を残してきた外国人監督は貴重な選択肢と言えるだろう。そこで今回は現在、Jリーグ経験を持ちながら無所属となっている外国人指揮官を紹介する。※情報は12月16日時点[3/5ページ]
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ミゲル・アンヘル・ロティーナ

セレッソ大阪時代のミゲル・アンヘル・ロティーナ
セレッソ大阪時代のミゲル・アンヘル・ロティーナ【写真:Getty Images】

生年月日:1957年6月18日(68歳)
国籍:スペイン
最終指導:ヴィッセル神戸
Jリーグ監督歴:東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルス、ヴィッセル神戸



 現在フリーの指揮官のなかでも、Jリーグ経験という点でミゲル・アンヘル・ロティーナに並ぶ存在はそう多くない。

 4クラブで指揮を執り、日本サッカーへの理解度は外国人監督の中でも随一だ。

 68歳となったロティーナは母国スペインで1989年に監督キャリアをスタートさせた。9つのクラブを渡り歩き、エスパニョールでは、チームをコパ・デル・レイ制覇に導いた。

 母国で一定の実績を残したロティーナは2014年から海外挑戦を決断。スペインを離れ、キプロス、カタール、日本(2017年~)とあらゆる国で指揮を執った。

 日本で最初に指導したのは、東京ヴェルディだ。当時J2で苦戦していたヴェルディを上位に引き上げる。

 2019年にはJ1・セレッソ大阪の監督に就任すると、ポジショナルプレーによる効果的な守備を形成。ロティーナの下で、セレッソは2季連続のトップ5フィニッシュを達成している。

 その後、清水エスパルスとヴィッセル神戸の監督を経験するも、いずれも芳しい結果を残すことができず。

 2022シーズンに、神戸の監督を、就任から3ヶ月たたずで解任されて以降、フリーの状況が続いている。

 組織的な守備を重視する同氏は、堅実でコンパクトなサッカーを展開する。これがハマれば結果が出るのだが、選手のキャラクター、すなわちチームとの相性が肝心となる。



 そのため、成功と失敗の差が激しく、レアル・ソシエダ時代には2部降格を経験。清水と神戸では降格圏付近をさまようことになった。

 欧州5大リーグの一つであるラ・リーガでの実績があり、Jリーグでも一定の成果を残したロティーナだが、招へいするクラブは慎重な検討が必要だろう。

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