
J3観客数ランキング1〜5位【写真:Getty Images】
2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[2/5ページ]
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4位:ギラヴァンツ北九州

ギラヴァンツ北九州【写真:Getty Images】
本拠地:ミクニワールドスタジアム北九州
収容可能人数:1万5,300人
平均入場者数:5,563人
J3リーグ観客数ランキングで4位となったのは、J2昇格プレーオフ(PO)入りまであと一歩のところまで迫ったギラヴァンツ北九州だ。
今季のフィニッシュテープを8位で切った北九州は、ホーム開催試合で合計10万5,697人もの入場者数を動員。収容可能人数1万5,300人の本拠地『ミクニワールドスタジアム北九州』は、大入りこそ少なかったものの、安定した客入りを記録した。
J2リーグを戦った2021シーズンを最後にJ3生活が続いている北九州は、今季も紙一重の差でJ2昇格PO入りを逃した(6位・ツエーゲン金沢と勝ち点3差)。
ホーム開催の平均入場者数は5,563人で、『ミクニワールドスタジアム北九州』のフルキャパシティの半分である7,650人には到達せず。
だが、4,000人台を超えた試合は19試合中17試合もあり、コツコツと観客動員数を積み上げていったことが好集客につながった。
最多入場者数にして今季唯一の1万人超え動員となったのは、8月16日に行われたJ3リーグ第23節の奈良クラブ戦だった。
同試合がシーズン最大の集客イベントである『ギラフェス』の開催日だったこともあり、スタジアムには1万5,242人もの観客が来場。フルキャパシティまであと58人という大入りだった。
毎試合コンスタントに観客を動員しつつ、年に1回の一大イベントで満員御礼を記録する。地域密着を掲げるJリーグのクラブとしては、ある意味理想的な集客スタイルかもしれない。
来季こそは『ギラフェス』で打ち上がる花火をJ2昇格に向けた祝砲としたいところだ。