
J3観客数ランキング1〜5位【写真:Getty Images】
2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
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3位:ツエーゲン金沢

ツエーゲン金沢【写真:Getty Images】
本拠地:金沢ゴーゴーカレースタジアム
収容可能人数:1万728人
平均入場者数:5,564人
スポーツ面でも集客面でも、今季のツエーゲン金沢は充実した成績を残したと言えるだろう。
2025明治安田J3リーグを6位で終えた金沢は、J2昇格プレーオフに進出。J2行き最後の切符こそ逃したものの、シーズン最終盤までJ2昇格の希望が残ったことで、本拠地『金沢ゴーゴーカレースタジアム』は賑わいを見せ、J3全体で3番目に多い平均入場者数5,564人を記録した。
今季の金沢のホーム開催試合を紐解いていくと、1万人台の客入りは1試合もないことが分かる。ダービーやいわゆる“因縁の対決”といった誘因力のあるカードが乏しいため、これは致し方のない現象だ。
ただ、それでもJ3リーグで3番目に観客数が多かったのは、ホーム開催19試合で常に安定した集客に成功したからだ。
4,000人台を下回ったのは2試合のみであり、逆に5,000人台を超える観客動員を記録したのは実に11試合。平均入場者数5,564人は『金沢ゴーゴーカレースタジアム』のフルキャパシティ(収容可能人数:1万728人)の51.9%にあたる数字で、クラブを取り巻くサッカー熱の高さを示している。
なお、昨季の金沢がJ3リーグで記録した総入場者数は10万3,256人であり、今季はそこから2,461人積み増している。
スタジアムに継続的に足を運んでくれたサポーターのためにも、来季は2023シーズンまで過ごしたJ2リーグに返り咲きたいところだ。