
J3観客数ランキング6〜10位【写真:Getty Images】
2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
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8位:ザスパ群馬

ザスパ群馬【写真:Getty Images】
本拠地:正田醤油スタジアム群馬
収容可能人数:1万5,190人
平均入場者数:3,555人
昨季にJリーグ史上2クラブ目となる2度目のJ3降格を経験したザスパ群馬は、1年でのJ2復帰を目標に据えて今季に臨んだ。
2025明治安田J3リーグの最終順位は14位と目標とは程遠い結果となってしまったが、集客の面では健闘。J3リーグ観客数ランキングで8位に食い込んでいる。
今季序盤戦、群馬は思うように勝ち点を伸ばせず苦しんだ。
開幕10試合の成績は2勝3分5敗。チームの低調な戦いぶりは10試合中5試合に該当するホーム開催試合の客入りにも反映され、2月15日に行われたJ3リーグ第1節のFC琉球戦(3,452人)以外は3,000人を下回った。
それでも、シーズン中盤戦に入ると、本拠地『正田醤油スタジアム群馬』のスタンドはより多くの観客で埋まるようになっていった。
今季最多入場者数を記録したのは、8月23日に行われたJ3リーグ第24節の栃木SC戦。“北関東ダービー”第2ラウンドとなった同試合では、収容可能人数1万5,190人のスタジアムに8,574人の観客が来場した。
今季を通してJ2昇格争いに絡めなかった点を踏まえれば、総入場者数6万7,539人、平均入場者数3,555人という数字はそこまで悲観する内容ではない。
これまでも熱い戦いを繰り広げてきたライバルの栃木SCが同カテゴリーにいたことも、集客を後押しする要因の1つとなった。
とはいえ、サポーターが1年でのJ2復帰を信じられるようなシーズンにできていれば、『正田醤油スタジアム群馬』はさらに多くの観客で賑わっていたはず。
2026/27シーズンこそは、魅力的なサッカーを披露してホーム開催を盛り上げたいところだ。