
J1リーグ前半戦と後半戦の勝ち点差ランキング1~5位【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズの優勝で幕を閉じた2025明治安田J1リーグ。シーズンを振り返ってみると、前半戦と後半戦で大きく成績が変わったチームがいくつもあった。そこで今回は、リーグ前半戦と後半戦の勝ち点差に着目。その差が大きかったクラブをランキング形式で紹介する。[2/5ページ]
——————————
4位:柏レイソル

柏レイソルの集合写真【写真:Getty Images】
2025リーグ戦順位:2
リーグ前半戦の勝ち点:34
リーグ後半戦の勝ち点:41
勝ち点差:7
4位にランクインしたのは、惜しくも優勝を逃した柏レイソルだ。
今季からリカルド・ロドリゲス監督体制をスタートさせた柏は、前半戦で9勝7分3敗の勝ち点「34」を獲得。常に優勝を争う位置にいた。
ただし、内容を細かく見ていくと、主導権を握りながらも引き分けに終わる試合が多く、勝ち切れないもどかしさを抱えていたのも事実だ。
新監督を迎えた柏は、チームの“心臓”である小泉佳穂を中心としたボール保持で相手を押し込むスタイル。しかし、前半戦は構築段階だったため、攻撃の迫力やゴール前での連動性に課題を残していた。
しかし、後半戦に入るとその完成度は、一気に跳ね上がる。
得意としていたビルドアップの精度が向上しただけでなく、ゴール前での判断スピードも改善され、チャンスを確実に得点へと結びつけられるようになった。
結果、12勝5分2敗で勝ち点「41」を稼ぎ、前半戦から7ポイントの上積みに成功。特に課題だった“勝ちきれない”試合を減らせたことが、この数字に繋がっているのだろう。
さらに、詳細まで見ると、1試合平均パス本数や平均ボール支配率で他クラブを引き寄せない数値を記録。Jリーグ内でも圧倒的なパスサッカーを展開していたことがわかる。
実際、Jリーグ第27節から最終節までの12試合では無敗を記録。首位鹿島アントラーズを脅かす存在になっていたことに違いない。
また、最終節の試合後にリカルド監督は、シーズンを通して魅力的なサッカーを披露した選手たちを称えるコメントを残した。
「今季我々は、リーグ戦で5敗しかしていません。相手が分析してくる中、長い戦いであるリーグ戦において5敗しかしていなかったことは十分評価に値すると思います」
昨季のリーグ戦17位から一転、優勝争いを演じた柏。来季は、さらに完成度の高いパスサッカーで、シーズン序盤から勝ち点「3」を積み上げることができるのか。