2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
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16位:高知ユナイテッドSC
本拠地:高知県立春野総合運動公園陸上競技場
収容可能人数:1万6,010人
平均入場者数:2,406人
高知ユナイテッドSCは、2025シーズンのJ3リーグで1試合平均2,406人を動員した。
JFLで2位となって昇格を決めた2024年の1試合平均が2,071人で、約16%の増加となった。
クラブ史上初のJ3挑戦ということで、ホーム開幕戦の第2節・ガイナーレ鳥取戦は5,038人が来場し、華々しいスタートを切った。
しかし、これがシーズン最多動員で、その後は大幅に観客数が減少した。
1万6,010人を収容できる「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」の規模もあって、空席の多さが目立った。
鳥取戦以外では、第27節・栃木SC戦の動員が多く、5,006人が来場した。この試合は高知県後援のスペシャルマッチとして開催され、オリジナルTシャツ5,000枚の配布や、元日本代表FW柿谷曜一朗によるサッカー教室など、イベントが集客を後押しした。
また、第12節では同じ四国勢であるカマタマーレ讃岐との一戦が行われ、3,054人を動員。今季3番目の観客数となった。
なお、「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」は、株式会社技研製作所がネーミングライツを取得し、2026年1月から「GIKENスタジアム」に名称が変更となることが決まっている。
J3初年度となった今シーズンは、成績が18位と振るわなかった。今後、さらに観客数を増やすためにも、まずはピッチ上での結果が求められそうだ。
【著者プロフィール:編集部】
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