フットボールチャンネル

J1 8時間前

一体なにが…。Jリーグ、昨季から大幅にゴール数を減らした5人。様々な理由で結果を出せなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 昨季からゴール数を大幅に減らした5人
昨季からゴール数を大幅に減らした5人【写真:Getty Images】



 どのスポーツにおいても結果を出し続けることは容易ではない。全日程が終了した2025明治安田J1リーグでも、昨季と比べ、大きく成績を落としてしまった選手が多くいる。今回は、前シーズンに大量得点を奪うも、今季一転してゴール不足に陥ってしまった選手を紹介する。[1/5ページ]
——————————

FW:谷口海斗(たにぐち・かいと)

アルビレックス新潟FW谷口海斗
アルビレックス新潟FW谷口海斗【写真:Getty Images】

生年月日:1995年9月7日
所属クラブ:アルビレックス新潟
2024リーグ戦成績:34試合10得点2アシスト
2025リーグ戦成績:28試合2得点1アシスト



 谷口海斗は、ゴール日照りの状況から抜け出せないまま今季を終えた。

 昨季は明治安田J1リーグで10得点を挙げたものの、今季はわずか2得点止まり。アルビレックス新潟が厳しい残留争いに巻き込まれるなか、目に見える結果を出すことができなかった。

 昨季の谷口はキャリア屈指のシーズンを過ごしたと言える。

 正確なシュート、空中戦の強さ、巧みなポストプレーを武器に“9番”として振る舞っただけではない。左サイドハーフで起用された際には、持ち前の俊敏性と突破力を活かしてウインガーばりのドリブルスキルで相手守備をかく乱した。

 まさに万能アタッカーと呼べるプレーぶりで、新潟をJ1残留(16位フィニッシュ)に導いた。

 チームが今季も残留争いを強いられるなか、谷口には昨季のような攻撃面における貢献が求められた。

 だが、今季の新潟は不用意なボールロストで試合の流れを失うケースが多く、谷口に良い形でチャンスが巡ってくるシーンは限られていた。

 必然的に谷口はチームプレーに徹するために低い位置取りにならざるを得ず、ゴールから距離が遠ざかってしまった印象だ。

 いくら得点能力があろうとも、サッカーはチームスポーツ。一向に改善しないチームのプレーレベル、シーズン途中の監督交代、夏の急激な戦力入れ替えなどが重なれば、個人の結果が振るわなくなってしまうのも致し方ない。



 いずれにしても、Jリーグ全カテゴリーで2桁得点を達成した3選手の1人である谷口の評価が、今季の成績だけで急落することはないはずだ。

 悪化の一途を辿るチーム状況に引っ張られなければ、結果はまた違っていたかもしれない。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!