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J1 9時間前

一体なにが…。Jリーグ、昨季から大幅にゴール数を減らした5人。様々な理由で結果を出せなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 昨季からゴール数を大幅に減らした5人
昨季からゴール数を大幅に減らした5人【写真:Getty Images】



 どのスポーツにおいても結果を出し続けることは容易ではない。全日程が終了した2025明治安田J1リーグでも、昨季と比べ、大きく成績を落としてしまった選手が多くいる。今回は、前シーズンに大量得点を奪うも、今季一転してゴール不足に陥ってしまった選手を紹介する。[4/5ページ]
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FW:チアゴ・サンタナ

浦和レッズ チアゴ・サンタナ
浦和レッズのチアゴ・サンタナ【写真:Getty Images】

生年月日:1993年2月4日
所属クラブ:浦和レッズ
2024リーグ戦成績:36試合12得点2アシスト
2025リーグ戦成績:19試合5得点0アシスト



 チアゴ・サンタナにとって、浦和レッズ加入2年目の今季は難しいシーズンとなってしまった。

 明治安田J1リーグでは5得点止まり。公式戦に範囲を拡大しても成績は伸びず、昨季のリーグ12得点という成績を踏まえるとインパクト不足感が否めない。

 2021シーズンに清水エスパルスへ加入してJリーグ参戦を果たしたチアゴ・サンタナは、2年続けて2桁ゴールをマークするなど、J1屈指の外国人アタッカーとして名を馳せた。

 チームがJ2に降格しても残留し、ストライカーとして公式戦13得点を記録した。

 昨季は浦和へ完全移籍で加入。リーグ戦36試合で12得点をマークした“The・ストライカー”はチームの攻撃を力強くけん引した。

 しかし今季、チアゴ・サンタナを苦しめたのはグロインペイン症候群だった。

 鼠径部の慢性的な痛みがおさまらず、4月6日に行われたJ1第9節・アビスパ福岡戦の出場を最後に戦線を離脱。第22節のセレッソ大阪戦で復帰したものの、清水や浦和加入1年目に見せたような軽快な動きは影を潜めた。

 サポーターとの関係も決して良いとは言えなかった。

 2点のリードをひっくり返されて2-4で敗れた第27節・柏レイソル戦の後には、ゴール裏の一部サポーターと激しく口論する場面が見られた。

 映像がSNSで拡散されると、結果を残せていないチアゴ・サンタナに対する否定的な意見が相次いだ。



 その後も背番号「12」のゴールペースは上がらず、シーズン終盤の今年11月にはクラブ側が契約満了による退団を発表した。

 怪我、得点不足、そしてサポーターとの衝突と、チアゴ・サンタナの浦和時代は後味の悪さを残したまま終焉を迎えることとなった。

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