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J1 9時間前

一体なにが…。Jリーグ、昨季から大幅にゴール数を減らした5人。様々な理由で結果を出せなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 昨季からゴール数を大幅に減らした5人
昨季からゴール数を大幅に減らした5人【写真:Getty Images】



 どのスポーツにおいても結果を出し続けることは容易ではない。全日程が終了した2025明治安田J1リーグでも、昨季と比べ、大きく成績を落としてしまった選手が多くいる。今回は、前シーズンに大量得点を奪うも、今季一転してゴール不足に陥ってしまった選手を紹介する。[5/5ページ]
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FW:木村勇大(きむら・ゆうだい)

名古屋グランパス、木村勇大
名古屋グランパスFW木村勇大【写真:Getty Images】

生年月日:2001年2月28日
所属クラブ:名古屋グランパス
2024リーグ戦成績:36試合10得点1アシスト ※東京ヴェルディ
2025リーグ戦成績:14試合1得点0アシスト ※名古屋グランパス



 今年8月、木村勇大は名古屋グランパスに完全移籍。昨季にリーグ2桁得点を記録した東京ヴェルディを離れ、新天地でリスタートを切る決断を下した。

 しかし、今シーズン途中の名古屋加入後は明治安田J1リーグでわずか1得点と苦戦。ヴェルディ時代に披露した正確無比なシュートは影を潜めた。

 昨季、木村は個の強さを武器にヴェルディの攻撃を一手に担っていた。

 フィニッシュワーク、ポストプレー、ドリブル突破と、得点に直接関与する能力をバランス良く揃える万能型ストライカーとして、自身キャリアハイの成績を叩き出したのは記憶に新しい。

 だが、今季はヴェルディ所属時の開幕20試合でわずか2得点。ゴール日照りに苦しんだ木村は、夏の移籍ウインドーで名古屋に再起の場を求めた。

「相当な覚悟と決意を持ってこのチームに来ました」という言葉に、木村の悲壮な決意が滲み出ていた(名古屋グランパスクラブ公式サイトより)。

 名古屋加入後、木村が先発したのはリーグ戦14試合中6試合。昨季の2桁ゴーラーといえど、シーズン途中で加入したチームへ即座に馴染むのは容易ではなかった模様だ。

 プレー時間の短さはゴール数にも影響を及ぼし、10月4日に行われたJ1第33節・セレッソ大阪戦で挙げた加入後初得点が、今季名古屋で記録した唯一のゴールとなった。



 来季、名古屋はミハイロ・ペトロヴィッチ氏を新監督に迎える。

 攻撃的な“ミシャ式”の中で、木村はゴールの嗅覚を取り戻すことができるだろうか。

【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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