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J1 6時間前

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位。空席が目立ったクラブは?【2025年決定版】

シリーズ:Jリーグ収容率ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位【写真:Getty Images】



 2025シーズンのJリーグ全日程が終了した。観客動員はどのクラブにとっても重要だが、同じ観客数でも「空席の有無」でスタジアムの印象は大きく異なる。今回はJリーグ全60クラブのホームスタジアムにおける収容率に注目し、集客の多寡をランキング形式で紹介する。なお、対象はクラブの本拠地限定とし、国立競技場などでの開催は該当しない。[2/5ページ]
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14位:大分トリニータ

大分トリニータ
大分トリニータのサポーター【写真:Getty Images】

本拠地:クラサスドーム大分
平均入場者数:1万403人
収容可能人数:3万1,997人
収容率:32.5%



 大分トリニータは、2025シーズンのJリーグ全体で14番目に収容率が低かったクラブだ。

 本拠地「クラサスドーム大分」は、J2クラブで2番目に大きい収容3万1,997人のスタジアム。1試合平均の観客数は1万403人で、収容率は32.5%にとどまった。

 平均観客数が1万人を超えるクラブの中では収容率が最も低く、本拠地の規模がスタンドの印象を左右した形だ。

 とはいえ、大分にとって今シーズンの観客数が満足できる水準かといえば疑問が残る。

 2024シーズンの平均は1万360人で、今シーズンはほぼ横ばいだった。一方で、J2全体の平均観客数は前年比115.9%と大幅に増加しており、大分はその波に乗り切れていない印象だ。

 この背景には、成績の影響もある。

 2022年にJ2へ降格した大分は、その直後こそJ1復帰への期待が高かったものの、2022年・2023年と昇格を逃し、現在は2年連続で16位と低迷している。



 J1で戦うことに慣れ、その舞台に戻ることを願うファンと、J2で生き残ることを優先しているクラブとの間で、意識のズレも見え隠れする。こうした期待と現実のギャップが、スタンドの盛り上がりに影響を与えているのかもしれない。

 J1で戦った2019シーズンには平均1万5,347人を動員した。今もJ2屈指の人気クラブだが、かつての熱狂に比べると、現在のスタンドにはやや落ち着いた雰囲気が漂っている。

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