フットボールチャンネル

J1 6時間前

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位。空席が目立ったクラブは?【2025年決定版】

シリーズ:Jリーグ収容率ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11~15位【写真:Getty Images】



 2025シーズンのJリーグ全日程が終了した。観客動員はどのクラブにとっても重要だが、同じ観客数でも「空席の有無」でスタジアムの印象は大きく異なる。今回はJリーグ全60クラブのホームスタジアムにおける収容率に注目し、集客の多寡をランキング形式で紹介する。なお、対象はクラブの本拠地限定とし、国立競技場などでの開催は該当しない。[4/5ページ]
——————————

12位:FC岐阜

FC岐阜の本拠地・岐阜メモリアルセンター長良川競技場
FC岐阜の本拠地・岐阜メモリアルセンター長良川競技場【写真:Getty Images】

本拠地:岐阜メモリアルセンター長良川競技場
平均入場者数:4,773人
収容可能人数:1万6,310人
収容率:29.3%



 2025シーズンのJリーグで12番目に収容率が低かったのは、J3のFC岐阜だった。

 岐阜はJ3における成績は13位だった。それでも、観客数は合計9万686人で、1試合平均4,773人の7位と健闘した。

 一方で、収容率は29.3%にとどまり、スタンドは空席が目立った。「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」は1万6,310人を収容できるスタジアムで、J3では4番目に大きい規模であることがその一因だ。

 岐阜の観客数を振り返ると、動員の波が少ないことが見てとれる。

 名古屋グランパスとの「名岐ダービー」は、実現すれば大規模な集客が期待できるが、カテゴリーの違いから実現しない。

 第5節・ツエーゲン金沢戦は「白山ダービー」と銘打って行われたが、2,618人(16.1%)とふるわなかった。

 とはいえ、収容率が20%を切ったのはこの金沢戦、第9節・栃木SC戦(2,270人/13.9%)、第35節・ガイナーレ鳥取戦(2,936人/18.0%)の3試合のみで、極端な落ち込みは少なかった。

 シーズン最多動員は、第21節・奈良クラブ戦の7,508人(46.0%)だった。この試合は最下位に転落した直後で、石丸清隆監督体制のホーム初陣というタイミング。厳しい状況の中、サポーターが背中を押した。



 監督交代後に順位を上げた岐阜は、無事に降格圏を抜け出し、J3残留を果たした。

 ビッグゲームによる爆発力に欠ける点は課題だが、J3でも上位に入る安定した集客力は、クラブの強みといえる。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!