湘南ベルマーレの2026シーズンが7日にスタートする。J2に降格し再出発を図る湘南に、3年半を経て蓑田広大が復帰する。「何にも貢献できずにレンタルで出た」3年半前から、蓑田は大きく成長して戻ってくる。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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湘南ベルマーレから掛けられた言葉、そして盟友・上田綺世の存在
「客観的に、僕がどうしたらJ1で活躍できるかっていうところを、吉野さんたちに見てもらいながら、僕を評価していただいた。そういったところを聞きながら、落とし込んでやれたのは良かった」
湘南がいたJ1とJ3では確かにレベルの違いがある。それでもその差をどうやったら埋められるかを考えながら蓑田はプレーしていた。
蓑田は湘南に戻るため、吉野は湘南に戻すため。両者の思いは一致していた。
復帰に際して伝えられた言葉は、シンプルだった。
「J1に戻るために力を貸してほしい」
蓑田の気持ちも同じだ。
「僕にできることは、すべてやります」
このオフには、法政大学時代の先輩であり、いまや日本代表のFWとして活躍する上田綺世とも食事を共にした。
久々の再会は、近況報告であっという間に時間が過ぎた。
「また湘南で頑張って、って言われました。広大のペースでいい。自分のペースでお互いに頑張ろうって」
派手な激励はない。だが、かけがえのない時間を共有してきた先輩からの言葉は、十分すぎるほどの後押しになった。
「俺も早く綺世君と同じ舞台に立てるように一つずつ頑張る」
そう誓った蓑田は、3年半の時を経て湘南でのキャリアを再開させる。
「やっとスタートラインに立てた。ゼロからのスタート。ある意味フレッシュな気持ちでやっていきたい」
その言葉通り、今度は湘南の一員として、自分の価値を証明していく。
(取材・文:加藤健一)
著者プロフィール:加藤健一
1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2022年1月から約2年はフットボールチャンネル編集長を務め、現在はJリーグやサッカー日本代表を取材。Twitter:@katoken97
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