今冬のJリーグ移籍市場で驚きの移籍があった。FC琉球の17歳、マギージェラニー蓮がプロ契約締結と同時に、RB大宮アルディージャに完全移籍したのだ。日本サッカー界に新たな風を吹き込むこの事実の裏には、選手の相当な覚悟があった。大宮移籍の真実、そして逸材が見据える未来について、伝える。(取材・文:小澤祐作)[2/2ページ]
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何もかもが新しい光景。憧れとする選手は?
マギーの大きな決断の理由には、「もっと上手い選手とプレーしたい」以外に、もう一つある。
「自分は親に任せているとかではないですけど、親といたらサボっている感じもしたので、親から近くない環境でサッカーしたいなと思っていた」
まだ17歳の高校生。親元を離れるのは辛かったはずだが、プロとして成長するために、決断した。その覚悟は、相当なものだ。
そして、初めての寮生活も経験している。
「一人暮らしは楽しい。生活が全部変わって、晩御飯も自分で作らないといけないし、習っていかないといけない」
そう笑顔で話す逸材の憧れの選手は、ベルギー代表のFWロメル・ルカク。身長が大きく、身体能力に秀でているという、共通点は多い。
「ルカクの身体(の使い方)とか、そこからボールを貰ってどうするか、ターンとかポストプレーとか全部上手い。小さい時から全部見ていたので」
明治安田J2・J3百年構想リーグは昇降格がなく、若手や新加入選手が試される機会は多くあると思われる。
衝撃の移籍で話題を呼んだマギーが、今度は大宮での活躍で話題を振りまくのか。逸材が歩むキャリアのスタートから目を離すわけにはいかない。
(取材・文:小澤祐作)
【著者プロフィール:小澤祐作】
1997年生まれ、神奈川県出身。高校卒業後、専門学校で編集・ライティングのノウハウを学び、2017年よりフットボールチャンネル編集部に所属。2024年からは編集長を務める。国内、海外サッカー問わず執筆した記事は星の数ほど。心のクラブはACミラン、アイドルはパオロ・マルディーニ。サッカー歴10年の中でDF以外やったことがないが、記事は守りよりも攻めたものを好む。
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