全国高校サッカー選手権で活躍した選手の中には、現在サッカー日本代表として第一線で戦い、世界の舞台で存在感を放つ選手が数多く存在する。冬の大舞台で見せた輝きや、そこで味わった成功と挫折は、プロ入り、そして代表定着へとどのようにつながっていったのか。高校サッカー選手権を原点に持つ現役日本代表選手を紹介する。[1/5ページ]
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DF:谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
生年月日:1991年7月15日
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
出身高校:大津(熊本)
選手権最高成績:ベスト8
谷口彰悟は、高校2年生の時に選手権でベスト8入りを経験している。
後に、森保ジャパンの最終ラインにとって欠かせない存在となる男は、高校No.1を決める舞台に確かな足跡を残していた。
今も昔も、谷口は“努力の人”である。
熊本県立大津高等学校へ進学後、自主練習を行うために朝4時半起きの生活をスタートさせると、その習慣を3年間貫いた。
毎朝タイヤを引きながらのダッシュを繰り返した日々を振り返った本人は「今思うとぞっとします(笑)」と語っている(川崎フロンターレ公式サイトより)。
2年生になった頃から継続的に試合へ出られるようになった谷口は、第87回大会に出場。チームは準々決勝まで勝ち進んだが、鹿島学園高等学校に1-2で敗れて涙を呑んだ。
今でこそセンターバックのイメージが強い谷口ではあるが、当時のポジションはボランチ。この頃から身長は180cmを超えていたものの、身のこなしは実にしなやかだった。
配球力にも優れていたことが評価され、同大会では優秀選手に選出されている。
3年生になるとキャプテンを任され、現在に至る統率力を養った谷口は、高校最後には大きな挫折も味わっている。
熊本県予選の決勝で敗れ、高校サッカー生活が冬の大一番を前に終了したのだ。
高校3年間を通して選手権の常連だったわけではないが、その後の谷口は筑波大学や川崎フロンターレで選手として大きく成長。
34歳となった今は、森保ジャパンの重要なキャストとして来年のFIFAワールドカップ2026メンバー入りを視野に捉えている。

