
古巣へと復帰する選手たち【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズの優勝で幕を閉じた2025シーズンが終わり、各クラブは明治安田J1百年構想リーグに向けて戦力を整えている。冬の移籍市場では多くの選手の流動があるが、かつてプレーしていたクラブへ復帰する選手も少なくない。今回は、成長を遂げ、数年ぶりに古巣へと帰還した選手をピックアップして紹介する。[2/5ページ]
——————————
GK:波多野豪(はたの・ごう)

V・ファーレン長崎へと移籍した波多野豪【写真:Getty Images】
生年月日:1998年5月25日
移籍先クラブ:FC東京→V・ファーレン長崎
2025リーグ戦成績:7試合2クリーンシート
波多野豪は、23年間苦楽を共にしてきた東京の地に別れを告げた。
東京生まれの同選手は、幼少期の頃からFC東京の下部組織でプレーしてきた。
GKとして経験を積み、2016年にはFC東京U-23としてJ3リーグにも出場している。
こうして着実に成長した波多野は、2017年にトップチームへと昇格する。当初はJ1での出場はなかったものの、U-23チームやカップ戦で出場機会を得て、2020年に念願のJ1初出場を果たした。
このシーズンは、当時レギュラーだった林彰洋が不調や怪我に苦しんでいた。波多野は舞い込んできたチャンスを活かす形で、リーグ戦10試合に出場。
翌年は完全に守護神に定着し、リーグ戦31試合で12回のクリーンシートを達成している。
しかし、ヤクブ・スウォビィクがチームに加入した2022シーズンは状況が一変。波多野はセカンドGKとなり、リーグ戦わずか1試合のみの出場に留まってしまった。
この状況を打破しようと、波多野は当時J2のV・ファーレン長崎への期限付き移籍を決断。初の移籍を経験したこのシーズンは、リーグ戦でフルタイム出場を達成した。
1年のみの在籍ではあったが、シーズンを通して戦った経験は波多野にとって貴重なものだっただろう。
長崎の地で経験を積み、FC東京へと復帰した波多野は、2024シーズン開幕戦のスタメンの座をつかみ取った。
このまま守護神として活躍していくと思われたが、シーズンで2度の退場などパフォーマンスにムラがあり、野澤大志ブランドンに正GKの座を明け渡す形となってしまった。
昨季も控え中心のシーズンを送った波多野は、ついに長崎へと完全移籍で加入する判断を下した。
「魂を持って戦って戦って戦って戦います!」(V・ファーレン長崎公式サイトより引用)と、持ち味の明るいキャラクターは長崎でも健在。
当面は昨季正守護神を務めていた後藤雅明とのポジション争いになる。