
古巣へと復帰する選手たち【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズの優勝で幕を閉じた2025シーズンが終わり、各クラブは明治安田J1百年構想リーグに向けて戦力を整えている。冬の移籍市場では多くの選手の流動があるが、かつてプレーしていたクラブへ復帰する選手も少なくない。今回は、成長を遂げ、数年ぶりに古巣へと帰還した選手をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
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FW:オ・セフン

清水エスパルスへと加入したオ・セフン【写真:Getty Images】
生年月日:1999年1月15日
移籍先クラブ:FC町田ゼルビア→清水エスパルス
2025リーグ戦成績:31試合2ゴール1アシスト
オ・セフンは、3シーズンぶりに復帰する清水エスパルスで、一皮むけた姿を示すことが出来るだろうか。
オ・セフンは2018年、韓国の名門である蔚山現代FCでプロキャリアをスタートさせた。
翌年からは兵役義務のため、3年ほどピッチから離れたが、終了すると蔚山へと復帰し、リーグ戦14試合3ゴールとまずまずの成績を残している。
清水は、この成績を残した22歳の若手に目をつけ、完全移籍で獲得することに。
だが、長身FWとしてゴールに絡む活躍が期待されたが、なかなかチームにフィットすることが出来なかった。
また、当時の清水にはチアゴ・サンタナという絶対的なストライカーが在籍しており、この男の牙城を崩すことは出来なかった。
結局、在籍した2022、2023シーズンで記録したゴールは3つのみと不本意な結果に終始したオ・セフンは、2024シーズンにJ1昇格を果たしたFC町田ゼルビアへ期限付きで移籍することとなった。
こうして町田の一員となった同選手は、シーズン序盤から大活躍。
無理にパスをつながず、シンプルに前線にボールを放り込む戦術と、驚異的なフィジカルを誇り、競り合いに強いオ・セフンの組み合わせは想像以上のシナジーを生み、J1に旋風を巻き起こす原動力となった。
この年、自己最多のリーグ戦33試合に出場した同選手は、8ゴール2アシストと大活躍。競り合いはもちろん、足元の技術も光り、この年には韓国代表に初招集されている。
完全移籍で加入した昨季は、クラブが1トップを採用したことで出場機会は減ったものの、天皇杯制覇に貢献するなど、随所に光る所はあった。
充実の2シーズンを送ったオ・セフンは今季清水へと帰ってくる。
期限付き移籍で加入した同選手の背中には「9」のナンバーが据えられ、その期待はひとしおである。