日本サッカーの聖地として知られる国立競技場(MUFGスタジアム)は、東京2020オリンピック(東京五輪)に向けた改修を経て、現在も日本サッカー界を象徴する舞台であり続けている。今回は、2025年度に国立で開催されたサッカーの試合を観客動員数順にランキング化し、1位から10位までを紹介。数字から浮かび上がる国立の集客力と、そこで生まれた熱量と記憶をたどる。[3/5ページ]
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8位:ジェフユナイテッド千葉対RB大宮アルディージャ
観客数:4万9,991人
開催日:2025年5月6日(火)
大会:J2リーグ第14節
2025年5月6日に行われたJ2リーグ第14節、ジェフユナイテッド千葉対RB大宮アルディージャは、国立競技場に4万9,991人を集めた。
J2の試合としては、2024年9月の清水エスパルス対横浜FCに次ぐ史上2番目の観客数であり、カテゴリーの枠を超えた注目度の高さを示す一戦となった。
2025シーズンのJリーグでは、「THE国立DAY」として10試合が実施されたが、J2からはこのカードのみだった。
2025年度の国立競技場開催の観客数ランキングにおいて唯一J2からのランクイン。動員率の高さの背景には、両クラブの歴史と当時の状況が大きく影響している。
オリジナル10の一角である千葉は、国立でのホームゲームが2005年4月以来、実に20年ぶりのことだった。大宮戦のとき、千葉はJ2で首位を走っており、古参ファンにとっても感慨深い舞台となった。
また、大宮も開幕から好調だった。その後ややペースを落として3位に順位を下げていたが、同カードは昇格争いを左右する重要な上位対決として注目を集め、5月4日にはチケット完売が発表されている。
試合は立ち上がりに豊川雄太のゴールで大宮が先制した。その後は千葉がペースを握り、石川大地が23分に同点弾を決めたが、大宮のGK笠原昂史のファインセーブが光り、逆転弾は生まれず。
53分には大宮のカウンターからカプリーニのクロスがオウンゴールを誘発し、これが決勝点となった。
なお、この両者は12月のJ1昇格プレーオフ準決勝でも再戦。千葉が3点差を跳ね返す劇的な逆転勝利を収めた。収容人数1万9,470人のフクダ電子アリーナで行われた一戦には、1万7,074人が詰めかけた。

