今季J1に帰ってくるジェフユナイテッド千葉に、頼もしい選手が加入した。大分トリニータから完全移籍したMF天笠泰輝だ。昨季J2で全試合に出場した鉄人は、即戦力としての活躍が期待されている。その天笠は、実は去年から千葉の試合を気にして見ていたという。その理由や、新天地での思いとは。(取材・文:小澤祐作)[2/2ページ]
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恩師の前で「自分がどれだけ成長したかを示したい」
昨季まで、長いことJ2で戦ってきた千葉。それゆえに、J1初挑戦となる選手も多い。新加入選手も例外ではなく、天笠も未踏の域に足を踏み込むことになる。
そういった選手たちにとって、明治安田J1百年構想リーグは、ありがたい存在かもしれない。昇降格がないため、変なプレッシャーを背負いすぎず、J1レベルを体感することができる。
天笠も、プレシーズンの延長線のようなイレギュラーなリーグ戦について、良い機会になるのではと尋ねると、食い気味に「そうですね」とし、こう続けた。
「本当に僕自身もJ1は初めてですし、強度の部分だったり、技術の部分は全然違うと思っているので、そこに1日でも早く慣れるために、日ごろの練習から意識してやっていかないといけない。
試合勘っていうのは試合でしか感じられないものなので、まずは練習でしっかりアピールして、試合に出られるようにしたいですね」
31日には柏レイソルとのちばぎんカップを控えており、同試合を終えれば、百年構想リーグの開幕を迎える。チームに合流してから、あっという間のように思えるだろう。
百年構想リーグにおいて、具体的な数字の目標はない。とにかく、継続して試合に出続けるために、自分自身をアピールすることだけに、集中している。
ただ、実現させたいものはある。FC町田ゼルビア戦で活躍することだ。理由は、「(青森山田高校時代の)恩師である黒田(剛)監督がいるので、監督の前で自分がどれだけ成長したかを示したい」から。
最初のチャンスは、2月27日にやってくる。その時、天笠の身体に黄色いユニフォームが、よく馴染んでいるはずだ。
(取材・文:小澤祐作)
【著者プロフィール:小澤祐作】
1997年生まれ、神奈川県出身。高校卒業後、専門学校で編集・ライティングのノウハウを学び、2017年よりフットボールチャンネル編集部に所属。2024年からは編集長を務める。国内、海外サッカー問わず執筆した記事は星の数ほど。心のクラブはACミラン、アイドルはパオロ・マルディーニ。サッカー歴10年の中でDF以外やったことがないが、記事は守りよりも攻めたものを好む。
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