日本サッカーの聖地として知られる国立競技場(MUFGスタジアム)は、東京2020オリンピック(東京五輪)に向けた改修を経て、現在も日本サッカー界を象徴する舞台であり続けている。今回は、2025年度に国立で開催されたサッカーの試合を観客動員数をランキング化し、少ない順に1位から5位までを紹介する。[2/5ページ]
——————————
4位:ヴィッセル神戸対アルビレックス新潟
観客数:3万6,407人
開催日:4月6日(日)
大会:J1リーグ第9節
2025年度の国立競技場で開催されたゲームで4番目に観客数が少なかったのは、4月6日に行われたJ1リーグ第9節のヴィッセル神戸対アルビレックス新潟だ。
観客数は3万6,407人。2025シーズンに実施された国立開催のJリーグゲーム、「THE国立DAY」10試合の中では、最も動員が伸びなかった一戦となった。
神戸のホームゲームとして行われたこのゲームは、タイミング面で不利な要素があった。
J1で2連覇中だった神戸は、2025シーズンの序盤でつまずき、前節の横浜FC戦でようやく2勝目を挙げたばかり。順位も中位にとどまり、優勝争いや強豪対決といった明確な付加価値を見出しにくい状況だった。
遠征コストの問題も指摘されるが、それだけでは説明しきれない。
2024シーズンの川崎フロンターレ戦では4万9,541人、2023シーズンの鹿島アントラーズ戦では5万3,444人を動員しており、過去の国立開催で高い集客力を発揮してきた実績がある。
それと比べると、新潟戦の盛り上がりはやや物足りなかったと言わざるを得ない。
神戸の2025シーズンにおけるリーグ戦平均観客数は2万2,600人。国立開催は、本拠地「ノエビアスタジアム神戸」の収容人数2万7,974人を上回る動員ではあるものの、6万人規模の国立競技場では空席が目立ち、スタジアム全体としての圧力を生み出すには至らなかった。
一方の新潟は、開幕から8試合未勝利と苦しい状況が続いていた。Jリーグ有数の動員力を誇るクラブではあるものの、成績低迷が遠征需要に影響した可能性は高い。
それでも試合では12分に長谷川元希が先制点を奪い、神戸の攻撃を封じ込めて1−0でシーズン初勝利を収めた。
結果は前年王者を国立で下すという記憶に残る一戦だったものの、試合前の期待はあまりふくらまなかった。

