日本サッカーの聖地として知られる国立競技場(MUFGスタジアム)は、東京2020オリンピック(東京五輪)に向けた改修を経て、現在も日本サッカー界を象徴する舞台であり続けている。今回は、2025年度に国立で開催されたサッカーの試合を観客動員数をランキング化し、少ない順に1位から5位までを紹介する。[5/5ページ]
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1位:FC町田ゼルビア対FC東京
観客数:2万5,961人
開催日:11月16日(日)
大会:天皇杯準決勝
2025年度に国立競技場で開催された全試合の中で、観客数が最も少なかったのは、11月16日に行われた天皇杯準決勝、FC町田ゼルビア対FC東京の一戦だ。
動員数は2万5,961人。同年度の国立開催ゲームにおいて、唯一の2万人台という極めて寂しい数字を記録した。
試合そのものは、延長戦の末に町田が2−0で勝利を収め、クラブ史上初の決勝進出を決めるという歴史的かつ白熱した展開だった。
しかし、ピッチ上の熱狂とは裏腹に、巨大なスタンドにはたくさんの空席があった。
特筆すべきは両ゴール裏のコントラストだ。
2025シーズンのJ1で平均動員3位(3万1,590人)を誇るFC東京側の応援席は比較的埋まっていたのに対し、町田側のスタンドには空席が目立った。
2024年にJ1昇格を果たしたばかりの新興クラブである町田にとって、国立を埋め尽くす規模のファンベース構築には、なお時間を要する現実が浮き彫りとなった。
加えて、1週間前の11月9日には、同じ国立で同カードのリーグ戦が開催されていた点も無視できない。
東京を本拠地とする両クラブの対戦は「東京ダービー」と呼べる構図ではあるものの、真に国立を熱狂させるほどの因縁や歴史が十分に積み重なっているとは言い難い。
ダービー連戦による特別感以上に、観戦機会の分散やイベント性の低下が影響した可能性は高い。
この試合は、国立開催が必ずしも高い動員に直結するわけではないことを示す、象徴的なケースとなった。
【著者プロフィール:編集部】
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