
J1に10年連続で在籍するクラブの平均順位ランキング1~5位【写真:Getty Images】
昨年12月に2025年のJリーグが閉幕し、現在百年構想リーグの開幕を控えている。33年間続いた国内リーグの中では、毎年昇格と降格が繰り返されている。その中でも、ここ10年の間でJ1から降格していないクラブが8つ存在する。そこで今回は、それらのクラブが記録した直近10年間のリーグ戦の順位を平均化した数値のランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。2016年の順位は、年間順位とする。[3/5ページ]
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3位:サンフレッチェ広島

2025年のサンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
10年間のリーグ戦平均順位:6.0位
最高順位:2位(2018年、2024年)
最低順位:15位(2017年)
本ランキングで唯一、直近10年でJ1リーグを制していないサンフレッチェ広島だが、それでも3位にランクインした。
2022年と2025年にYBCルヴァンカップを制覇しているが、リーグ戦では、2015年以来優勝を達成できていない。
にも関わらず、10年間のリーグ戦平均順位が、6.0位なのは安定して上位でシーズンを終えていることが多いからだろう。
その10年で、最も成績不振だった2017年は、序盤戦から黒星が続き、広島に多くのタイトルをもたらした森保一監督(現:サッカー日本代表)を解任。ヤン・ヨンソン氏を招聘するも立て直せず、降格まで得失点差わずか「1」のところで耐え、残留した。
ギリギリでJ1の舞台に生き残ったその後の広島は、2021年こそ11位で終えたが、それを除けば、全て1桁順位を記録している。
その中でも、クラブ復活を目指すために城福浩新監督を迎えた2018年と、ミヒャエル・スキッベ体制3年目に突入した2024年は、惜しくも2位でリーグタイトルを逃した。
その主な原因は、2シーズンともに共通している。
それは、終盤での大失速だ。首位のまま逃げ切ればという状況で、勝ち点を落としてしまい、最後の最後でシャーレをかっさらわれる格好となった。
特に2018年は、終盤まで連続未勝利数が「2」に留まっていたが、第26節から最終節までは白星を飾ることができず、9戦連続未勝利記録を残してしまう。
2024年も、終盤に黒星が重なり、3試合を残して首位の座を明け渡すことに。プレッシャーからなのか、2018年と似たようなブレーキがかかってしまった。
それでも、上位に絡み続けている事実は高く評価できる。とくにスキッベ体制での安定感は目を見張るものがあった。
約2週間後に開幕する百年構想リーグに向けて、バルトシュ・ガウル監督を始め、FW鈴木章斗やMF松本泰志が加わった広島。ここ数年の悔しさを晴らすためにも、タイトルが欲しいところだ。