
J1に10年連続で在籍するクラブの平均順位ランキング1~5位【写真:Getty Images】
昨年12月に2025年のJリーグが閉幕し、現在百年構想リーグの開幕を控えている。33年間続いた国内リーグの中では、毎年昇格と降格が繰り返されている。その中でも、ここ10年の間でJ1から降格していないクラブが8つ存在する。そこで今回は、それらのクラブが記録した直近10年間のリーグ戦の順位を平均化した数値のランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。2016年の順位は、年間順位とする。[4/5ページ]
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2位:川崎フロンターレ

2025年の川崎フロンターレ【写真:Getty Images】
10年間のリーグ戦平均順位:3.7位
最高順位:1位(2017年、2018年、2020年、2021年)
最低順位:8位(2023年、2024年、2025年)
2位には、鬼木達監督(現:鹿島アントラーズ監督)の影響で、近年さらに力をつけた川崎フロンターレが、ランクインした。
これまで、“シルバーコレクター”とも呼ばれていた川崎だが、2017年にクラブOBでもある同監督が就任すると、これまでの歴史がまるで嘘かのように、あらゆる国内主要タイトルを獲得する。
その中でも、J1リーグでは、2017年にクラブ史上初の優勝を達成し、2018年には連覇。2020年と2021年では、独走優勝と2度目の連覇を果たしている。
特に後者は、MF三笘薫やMF田中碧らといった現在サッカー日本代表や欧州で大活躍している選手たちが、勢揃い。また、2020年に関しては、2005年以降のJリーグで史上最速の優勝を決めている。
しかし、どれだけの名将であっても、常に勝利し続けられるとは限らず、必ずマンネリ化や停滞することがある。
7年目を迎えた鬼木体制にも、同じことが起きた。
主力級であるDF谷口彰悟やFW知念慶などが、海外や他のJクラブへと移籍する中で、新戦力や在籍する選手たちで試合に挑まなければならない。
ただ、上手く歯車が合わず、結果が安定しない。
結果的に、2023年、2024年ともに8位フィニッシュとなった。
また、それと同時に8年に及んだ鬼木政権が閉幕する。
そして偉大な名将のあとを継いだのが、またしてもクラブOBである長谷部茂利監督だ。
「築き上げてこられたフロンターレらしさを大事にしながら、さらにそのサッカーを進化させる」と就任時にコメントしていた同監督だが、結果はすぐに付いて来ず。3年連続の8位でシーズンを終えた。
2010年代後半から2020年代の入りの間でJリーグを無双していた川崎。ここ10年でのリーグ戦平均順位は、3.7位としており、直近3年の成績次第では、本ランキングで1位に輝いててももおかしくなかっただろう。
そんな川崎は今冬、アビスパ福岡のMF紺野和也や東京ヴェルディのDF谷口栄斗などといった主力級の選手を補強。特別開催とはいえ、百年構想リーグでタイトルを獲得し、再び強者としてのメンタルを呼び起こしたいところだ。