サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの1位から5位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[5/5ページ]
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1位:鹿島アントラーズ(229)
2025リーグ戦成績:1位(J1)
2025シーズンホームグロウン人数:13人(2位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:27,401人(5位)
2024年度営業収益:約72億円(7位)
栄えある1位に輝いたのは、鹿島アントラーズだ。
鬼木達監督を招へいして1年目で、2016年以来となる9年ぶり9度目のJ1リーグ制覇を達成。パワーランキングでも堂々の総合トップとなった。
2024年のパワーランキングでは3位に甘んじていた鹿島。もともと全項目においてJリーグ屈指の水準を維持していたが、今回トップへ上り詰めた最大の要因は、やはりピッチ上の成績である。
2024シーズンの5位から、2025シーズンは「王者」の座を奪還。この成績によるポイント加算が、他クラブを突き放す決定打となった。
特筆すべきは、伝統的に定評のある育成組織の充実ぶりだ。ホームグロウン選手は13人を数え、リーグ2位タイの数字を誇る。
柴崎岳、植田直通、鈴木優磨ら経験豊かな選手に加え、関川郁万、溝口修平、荒木遼太郎、徳田誉といった若手が融合する理想的なサイクルが確立されており、これがチームの安定感に直結している。
経営面も堅調だ。2024年度の営業収益は約72億円に到達。前年度の約64億6200万円から大幅な増収を記録した。
他クラブの急成長もあり項目別順位は7位となったが、リーグ全体の市場拡大に合わせた着実な成長が見てとれる。
さらに、2025シーズンの平均入場者数は前年の23,027人から27,401人へと激増。優勝効果による熱狂は凄まじく、次年度決算ではさらなる収益増と、盤石な黄金時代の到来を予感させる内容となった。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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