サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの6位から10位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[2/5ページ]
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9位:柏レイソル(202)
2025リーグ戦成績:2位(J1)
2025シーズンホームグロウン人数:12人(4位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:13,017人(21位)
2024年度営業収益:約46億5800万円(15位)
2025シーズンのJ1リーグで最後まで優勝争いを演じた柏レイソルは、パワーランキングでも着実な歩みを見せた。
前年の11位から2ランクアップを果たし、トップ10入りを成し遂げている。
2024シーズンの柏は、J1最終順位17位と薄氷の残留を強いられたが、リカルド・ロドリゲス監督を招へいした2025シーズンは劇的な変貌を遂げた。
序盤から安定した勝負強さを発揮し、王者・鹿島アントラーズを土俵際まで追い詰めての2位。このピッチ上の大躍進が、ランキング上昇の最大の原動力となった。
ホームグロウン選手数は12人で4位タイ。2024年に続いて上位を維持した。
古賀太陽や細谷真大といった看板選手がアカデミーで育ち、育成力は健在。過去には酒井宏樹らなど、サッカー日本代表常連クラスの選手も育ててきた。
一方、ホームゲームの観客数は13,017人で21位となっており、本ランキング上の評価を下げる要因となっている。
ただし、本拠地「三協フロンテア柏スタジアム」の収容可能人数は15,109人で、収容率は86.2%。2025シーズン開幕前のリニューアルも比較的好評で、毎試合熱狂を生み出したサイズ感は悪いことばかりではない。
営業収益は約46億5800万円で15位。Jリーグ上位クラブとして物足りない。J1リーグの上位を定位置にするためには、収益改善が求められているのは確かだ。
しかし、これは2024年度の数字であり、大幅に飛躍した2025年度の決算では上昇が期待できる。
YBCルヴァンカップでも決勝まで勝ち進んだことを踏まえると使える予算は増えるはずで、2026年はこのまま上位定着を目指したい。

