
期待の表れ? Jリーグ、加入内定年より前倒しで加入した5人【写真:Getty Images】
近年、加入内定年を待たずにプロ契約を結ぶケースが増えている。当初の予定より前倒しでチームに加わるという選択は、クラブからの高い評価の表れであると同時に、選手にとってはリスクを伴う挑戦でもある。今回は内定年より前倒しでチームに加入した選手をピックアップし、その歩みを紹介する。[4/5ページ]
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DF:角田涼太朗(つのだ・りょうたろう)

2021シーズンに横浜F・マリノスに加入した角田涼太朗【写真:Getty Images】
生年月日:1999年6月27日
所属クラブ:横浜F・マリノス
名門・前橋育英高校で全国高校サッカー選手権優勝を経験した角田涼太朗は、卒業後に筑波大学へ進学。希少な左利きのセンターバックとして、大学在学時から将来を嘱望される存在だった。
複数のJクラブによる争奪戦の末、大学3年次の2020年10月、2022シーズンからの横浜F・マリノス加入が内定。同時に特別指定選手として登録され、同年の第21節・大分トリニータ戦ではJリーグデビューも果たしている。
大学生ながらトップカテゴリーのピッチに立ち、その可能性の一端を示した。
しかし翌2021年6月、関東大学サッカーリーグ前期終了のタイミングで筑波大学蹴球部を退部。予定より半年早める形で、マリノスへの正式加入を決断した。
正式にプロ契約を結んだ初年度は、リーグ戦出場が1試合にとどまったものの、翌シーズンには出場機会を大きく増やし、リーグ戦18試合に出場。徐々に信頼を勝ち取り、最終ラインの一角として存在感を示していく。
2023シーズンは怪我の影響もあり、思うように出場機会を得ることはできなかったが、評価が大きく揺らぐことはなかった。
2024年1月には、イングランドのカーディフ・シティへ移籍。異なるサッカー文化の中で新たな刺激と課題を得た。
そして昨年8月、1年半ぶりに古巣・マリノスへ復帰。苦しい状況に置かれていたチームの中で最終ラインを支え、残留という結果に貢献した。
紆余曲折を経ながらも、角田は確実に経験値を積み重ねてきた。
マリノスの最終ラインの中心を担う存在として、ここからさらに評価を高めていくことが期待される。