サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの26位から30位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[5/5ページ]
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26位:ファジアーノ岡山(147)
2025リーグ戦成績:13位(J1)
2025シーズンホームグロウン人数:2人(38位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:14,587人(17位)
2024年度営業収益:約20億3,600万円(29位)
2025シーズン、念願のJ1初挑戦を果たし、旋風を巻き起こしたファジアーノ岡山がパワーランキング26位にランクインした。
2024シーズンの昇格プレーオフを制して掴み取った夢の舞台で、岡山は序盤から臆することなく躍動。その姿は地元ファンの熱烈な支持を集め、クラブの立ち位置を大きく変えつつある。
最大の武器は、地元ファンのサッカー熱だ。15,479人を収容できる本拠地「JFE晴れの国スタジアム」は毎試合チケットが完売し、リーグ戦1試合平均14,587人の動員を記録した。
前年のホームゲームの平均動員数は9,188人。上昇率158.8%に達し、J1トップの伸び率を示した。
2024年度の営業収益は約20億3,600万円で、リーグ全体で29位にとどまったが、これはあくまでJ2時代の決算であり、J1での爆発的な観客増と露出増が反映される次期決算では、大幅な増収と順位の上昇が確実視されている。
一方で、課題として浮き彫りになったのが育成組織の還元率だ。ホームグロウン選手数は2年連続で2名という低水準にある。
J2の基準は辛うじて満たしていたが、J1基準の4人には届いていない。昨年U-18から昇格した末宗寛士郎や千田遼といった若手を育てつつ、さらにアカデミーを整備していきたい。
岡山がスタジアムの熱気を維持できれば、クラブの収益は高まる。2024シーズンの昇格から、クラブの価値を高める土壌はできつつあるだけに、ここから好循環を築いていけるかが重要だ。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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