
ユースと違うクラブに加入した選手【写真:Getty Images】
今冬のJリーグ移籍市場で驚きだったのが、小倉幸成のファジアーノ岡山加入内定の知らせだったかもしれない。鹿島アントラーズユースで育った同選手は、鹿島でプロキャリアを始めるものと思われていたからだ。しかし、彼以外にも、そうした決断を下した選手は多い。ここでは主な例を見ていこう。※成績などは、5日時点の『transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
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MF:小倉幸成(おぐら・こうせい)

U-20日本代表MF小倉幸成【写真:Getty Images】
生年月日:2005年4月9日
所属ユース:鹿島アントラーズユース
大学名:法政大学
加入クラブ:ファジアーノ岡山
現所属:法政大学
昨月、AFC U-23アジアカップ サウジアラビア2026で、大活躍した小倉幸成は、同月30日に2027/28シーズンからのファジアーノ岡山への加入を決めている。
小学生の頃から、鹿島アントラーズの下部組織に所属する小倉は、ユース時代に同クラブのレジェンドでもある小笠原満男が背負っていた“背番号40”を身に付け、キャプテンを務めていた。
そんな小倉は、ロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)世代のサッカー日本代表の常連メンバーの一人だ。
昨年行われたFIFA U-20ワールドカップ(W杯)では、第3戦のU-20ニュージーランド代表戦と決勝トーナメント1回戦のU-20フランス代表戦でスタメン出場。前者では、1得点奪っている。
世代別の日本代表の中盤を支えている小倉のストロングポイントは、球際の強さだ。
昨月のU-23アジア杯では、相手ボール保持者に対して、ファールをためらわずタックルを仕掛け、ボール奪取していた。
その分、イエローカードも多く提示されており、同大会で3枚もらっているのも事実としてある。
そんな小倉は、守備面だけではく、ミドルシュートも魅力的だ。昨年のU-20 W杯でのゴールや、U-23アジア杯のベストゴール賞にもノミネートされたU-23中国代表戦でのシュートも強烈だった。
これらの2つを武器にする小倉は、小笠原のプレースタイルと重なるところがある。
また、「佐野海舟選手を参考にしていて、盗めるところは盗んでいる」とコメントを残していた通り、守備のプレーは“第二の佐野”と思わせるほどのものだ。
これまでの経歴やコメントなどから考えると鹿島への内定が、濃厚だと思われていたが、実際に小倉が選んだのは、岡山だった。
鹿島でなく岡山を選択したことに驚きはあったが、昨年初のJ1リーグで健闘し、日本の将来を担う佐藤龍之介をここまで成長させたことを考えると、クラブとしての力は、十分にあるはず。
生粋の鹿島っ子が、新しい地でどれほどの成長を遂げてくれるのか楽しみだ。