
ユースと違うクラブに加入した選手【写真:Getty Images】
今冬のJリーグ移籍市場で驚きだったのが、小倉幸成のファジアーノ岡山加入内定の知らせだったかもしれない。鹿島アントラーズユースで育った同選手は、鹿島でプロキャリアを始めるものと思われていたからだ。しかし、彼以外にも、そうした決断を下した選手は多い。ここでは主な例を見ていこう。※成績などは、5日時点の『transfermarkt』を参照。[3/5ページ]
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FW:大久保智明(おおくぼ・ともあき)

浦和レッズの大久保智明【写真:Getty Images】
生年月日:1998年7月23日
所属ユース:東京ヴェルディユース
大学名:中央大学
加入クラブ:浦和レッズ
現所属:柏レイソル
生粋の東京ヴェルディ育ちの大久保智明は、浦和レッズでプロデビューを飾った。
東京都出身の大久保は、小学、中学、高校とヴェルディの下部組織に所属していた。
しかし、プロへの門は狭く、トップチームへの昇格は叶わなかった。
そこで、大久保は、大学サッカーへの道を選択。中村憲剛や渡辺剛などを輩出した当時関東大学リーグ2部の中央大学へ進学する。
大学での成長が実を結び、浦和への内定を勝ち取ることに成功。ユースから昇格できなかった大久保だが、結果的にこの4年間が、プロサッカー選手の道へ導くことになった。
ルーキーイヤーとなった2021年のリーグ戦は、後半に出場機会を増やすも、インパクトを残せず。翌2022年は、出場数や出場時間を増やし、1得点5アシストをマークする。
翌年の2023年には、浦和が監督を交代。マチェイ・スコルジャ監督の元で、出場機会を増やしたが、数字を残すことができず、徐々にピッチに立つ時間が減っていく。
昨季においては、16試合出場のみとキャリアワーストの記録となり、スタメン出場もわずか「3」のみにとどまった。
そんな大久保は、昨年12月に、浦和時代の恩師でもある、リカルド・ロドリゲス監督が指揮を執る柏レイソルへ移籍する。
新天地で再起を果たす大久保は、今回の移籍についてこのように語った。
「自分としてはチャンスが来たなと。ここが自分のターニングポイントになるかなと思い決断しました」
また、旧友の小泉佳穂が、柏で花を咲かせたように、大久保も復活を遂げることができるのか。