サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの36位から40位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[5/5ページ]
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36位:レノファ山口FC(95)
2025リーグ戦成績:19位(J2)
2025シーズンホームグロウン人数:2人(38位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:5,767人(36位)
2024年度営業収益:約12億5,100万円(36位)
レノファ山口FCにとって、2025シーズンはあまりに痛恨の一年となった。
2015年にJ3を制し、破竹の勢いでJ2へと駆け上がった快進撃から10年。粘り強く守り続けてきたその地位を、クラブ史上初となるJ3降格という形で失うこととなった。
パワーランキングは前年の35位から36位に1ランクダウン。J2下位の水準で奮闘してきたが、ついに薄氷が決壊した。
ピッチ上では序盤から低迷を極めた。6月には志垣良監督の契約解除という荒療治を断行し、中山元気コーチを昇格させたものの、最後まで降格圏を脱するエネルギーを生み出すには至らなかった。
スタンドの盛り上がりも欠け、1試合平均動員は2024シーズンの6,089人から5,767人に減少した。
J2全体が空前の集客増に沸くなかでの右肩下がりは、ファンの落胆の深さを映し出している。
営業収益は2023年度から約1.5億円の増収となったが、ランキングはJリーグ全体で36位と変わらず。やはりJ2下位の水準に留まった。
観客数が減って降格した2025シーズンを経て、次期決算はよりシビアなものになることが予想される。
ホームグロウン選手数は2人で、J2の規定を辛うじてクリアしている水準ながら、希望の光はある。
2025シーズンはキャプテンを務めた河野孝汰(今オフにファジアーノ岡山に移籍)と、リーグ戦22試合に出場した末永透瑛がユース育ちで、育成は一定の成果を残してきた。
J3という若手を試しやすい環境になったことで、育成力が前面に出れば、近い将来のJ2復帰も夢ではない。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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