
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[3/5ページ]
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8位:ヴィッセル神戸

8位にランクインしたヴィッセル神戸【写真:Getty Images】
監督:ミヒャエル・スキッベ
主な獲得選手:乾貴士、郷家友太、ジエゴ、ンドカ・ボニフェイスなど
補強評価ポイント:78点(A−評価)
2023、2024シーズンのリーグ連覇を成し遂げた吉田孝行監督との別れを決断し、ヴィッセル神戸は新たな指揮官としてミヒャエル・スキッベ監督を招聘した。
3連覇を逃した悔しさ、そしてさらなる高みを目指す覚悟の表れとして、クラブは今オフに大幅な選手の入れ替えへと踏み切っている。
昨シーズン、期限付き移籍で加入しリーグ戦9ゴールを挙げたエリキはFC町田ゼルビアへの復帰が決定。さらに、リーグ戦11ゴールを記録し、攻撃陣の中心として存在感を放った宮代大聖も、スペインへと活躍の場を求めてチームを離れた。
2人のゴールゲッターが同時に退団したことは、戦力的に見ても大きな痛手と言える。
しかし神戸は、その穴を埋めるべく迅速に動いた。
契約満了により清水エスパルスを退団した乾貴士を獲得。37歳とベテランの域に差し掛かってはいるものの、卓越したテクニックと創造性、局面を打開する発想力は依然としてJリーグ屈指だ。
日本代表でも共に戦ったチームメイトが多数在籍するチームには、スムーズに溶け込むことが期待される。
さらに、ベガルタ仙台からは、2018シーズンから5年間にわたって神戸でプレーした郷家友太を獲得。仙台では主力として成長を遂げ、直近3シーズンでリーグ戦通算25ゴールを記録するなど、得点感覚に一層の磨きをかけてきた。
地元・仙台で積み重ねた経験と自信を胸に、再び神戸のユニフォームを纏ってJ1の舞台に立つ郷家は、攻撃陣の重要なピースとなるはずだ。
加えて、柏レイソルからは日本で10年目のシーズンを迎えるジエゴを獲得。横浜FCから加入したンドカ・ボニフェイスも、強靭なフィジカルと対人守備の強さを武器に、最終ラインの厚みを増す存在として期待がかかる。
スキッベ監督のもと、百年構想リーグ、そしてアジアの頂点へ。
新たなサイクルに突入した神戸の挑戦には注目が集まる。