
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[4/5ページ]
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7位:セレッソ大阪

7位にランクインしたセレッソ大阪【写真:Getty Images】
監督:アーサー・パパス
主な獲得選手:中村航輔、櫻川ソロモン、鷹啄トラビスなど
補強評価ポイント:80点(A−評価)
アーサー・パパス監督体制1年目となった昨シーズン、セレッソ大阪は10位でシーズンを終えた。
リーグ4位となる「60」得点を記録するなど攻撃面では一定の成果を示した一方で、リーグワースト4位の「57」失点を喫し、攻守のバランスを欠いた戦いが目立ったのも事実だ。
今季のチーム編成において最大の痛手となったのは、やはりラファエル・ハットンの退団だろう。
昨シーズン、リーグ2位となる18ゴールを挙げ、得点源として圧倒的な存在感を放っていたエースを失ったことで、クラブは新たなゴールゲッター探しに奔走することとなった。
その中で獲得したのが、櫻川ソロモンとイェンギ・クシニ・ボジャの2人のストライカーだ。
ともに190cm前後の長身を誇り、フィジカルを活かした空中戦やポストプレーが期待される存在である。
彼らを最大限に活かすためにも、サイドからの質の高いクロス供給が今季の攻撃構築における重要なテーマとなるだろう。
また、課題の守備陣には、元日本代表GKの中村航輔を獲得。近年、実戦から遠ざかっている点は懸念材料ではあるものの、豊富な経験を持つ守護神の加入は、守備陣全体に安定感をもたらすはずだ。
西尾隆矢、進藤亮佑が退団したセンターバックには、昨シーズン水戸ホーリーホックで主力としてプレーし、クラブ史上初のJ1昇格に貢献した鷹啄トラビスを補強。トップカテゴリーでも同様のパフォーマンスを発揮できれば、失点数の改善に直結する存在となるだろう。
さらに、AFC U-23アジアカップ サウジアラビア2026(U-23アジア杯)を経験した石渡ネルソンがチームに復帰。加えて、アジアの舞台で鋭い突破力を披露した横山夢樹をFC今治から獲得するなど、将来性豊かなタレントの補強にも抜かりない。
実力者と有望株がバランスよく揃った今季のセレッソは、戦い方が噛み合えば百年構想リーグで上位進出を狙えるだけの戦力を十分に備えている。
パパス監督の哲学をいかにピッチ上で具現化できるかが、今季の成績を大きく左右することになりそうだ。