
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[1/5ページ]
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5位:サンフレッチェ広島

5位にランクインしたサンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
監督:バルトシュ・ガウル
主な獲得選手:鈴木章斗、松本泰志など
補強評価ポイント:85点(A評価)
2022シーズンから4年間にわたって指揮を執ったミヒャエル・スキッベ体制に区切りをつけ、サンフレッチェ広島は新たにバルトシュ・ガウル監督を招聘した。
毎シーズンのように優勝争いに絡みながらも、あと一歩届かないというもどかしい現状を打破すべく、クラブは今オフ、ピンポイント補強に踏み切った。
今オフ最大の目玉補強となったのは、湘南ベルマーレから獲得した鈴木章斗だ。
昨シーズンは降格という厳しい結果に終わった湘南の中で、リーグ戦9ゴール4アシストを記録した22歳の若きストライカーは、深刻な決定力不足に苦しんだ昨季の広島にとって、まさに課題克服へのラストピースと言えるだろう。
さらに、浦和レッズでは本領を発揮し切れなかった松本泰志を、わずか1年で復帰させた判断も見逃せない。
昨シーズンの優秀選手賞に輝いた田中聡とはタイプこそ異なるものの、豊富な運動量と鋭いポケットへの侵入はJリーグでもトップクラス。攻守両面で計算が立つ存在が戻ってきたことは、新体制にとって大きな追い風となるだろう。
そのほかにも、志知孝明、小原基樹、鮎川峻といった期限付き移籍から復帰した選手たちが、新体制のもとで横一線のスタートを切る。
チーム内では、これまで以上に熾烈なポジション争いが繰り広げられることになりそうだ。
また、昨シーズンすでにリーグ戦でトップチームデビューを果たした小林志紋をはじめ、ユース出身の有望株も昇格。若手とベテランが融合することで、チーム全体の厚みと競争力向上に期待がかかる。
体制刷新と的確な補強によって、広島は“あと一歩”を越えられるのか。
百年構想リーグの舞台で、どのような戦いを見せるのか注目したい。