
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[3/5ページ]
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3位:名古屋グランパス

3位にランクインした名古屋グランパス【写真:Getty Images】
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
主な獲得選手:高嶺朋樹、小屋松知哉、マルクス・ヴィニシウスなど
補強評価ポイント:88点(A評価)
2025シーズン、名古屋グランパスは苦しい戦いを強いられ、最後まで残留争いに巻き込まれながら、辛うじてJ1の舞台に踏みとどまった。
この結果を受け、クラブは4シーズンにわたって指揮を執った長谷川健太監督との別れを決断。新監督には、Jリーグで豊富な指導実績を誇るミハイロ・ペトロヴィッチを招聘し、再建への舵を切った。
スタイル刷新を見据え、クラブは今オフ、戦力アップを目的とした積極的な補強に着手。各ポジションに実力者を加えることで、チーム全体の底上げを図っている。
中でも注目すべき存在が、北海道コンサドーレ札幌時代にペトロヴィッチ監督の下でプレーし、そのサッカーを熟知する高嶺朋樹の獲得だ。戦術理解に長けた存在は、新体制移行期において欠かせない存在となるだろう。
高嶺は昨シーズン、主にボランチとしてプレーしながらリーグ戦で10ゴールを記録。同じく中盤を担う稲垣祥も11ゴールを挙げており、得点感覚に優れたボランチ同士の共演は、名古屋の攻撃に新たな厚みをもたらす可能性を秘めている。
さらに、昨シーズンの柏レイソルで上位進出の原動力となった小屋松知哉が、10年ぶりにクラブへ復帰。優秀選手賞にも選出された実力者の帰還は、サイドからの推進力と創造性をもたらし、大きな戦力アップにつながるはずだ。
また、キャスパー・ユンカーの退団によって生じた得点源の穴には、昨シーズンのJ2リーグで17ゴールを挙げ、得点ランキング2位に入ったマルクス・ヴィニシウスをFC今治から獲得した。
前線の起点となり得る存在として、攻撃の核を担うことが期待される。
Jリーグを知り尽くす名将のもと、名古屋は再起を期すシーズンに挑む。